Twitter (今していることでつながるソーシャルサイト)
Twitterは、ステータスでつながるソーシャルサイトです。
メディア・パブに急激にトラフィックを伸ばしているという記事があったので、レビューしてみました。
Twitterでできることは、基本的に自分が今何をしているか一行程度で表示すること。
これだけです。
Skypeのステータス部分のコメントや、Yahoo Daysの一言コメントを見たことがある人は、それと同じようなもんだと思ってもらえれば良いでしょう。
要は、自分の今の状況や思いを、そのたびに書いていく、サービスです。
そのこと自体は、どうってことないように聞こえるのですが、この一言コメントとSNS的な仕組みを組み合わせることで、興味深い現象が出てくるようです。
友達登録した人がTwitterを更新すると、IMや携帯電話に通知を送ることができるようになっていたり、下記のような自分のTwitterコメントを表示できるブログパーツがあったりと、実は意外に多機能で、それにより、Twitter上のコメントからコミュニケーションが発生するような仕組みになっているようです。
どうやらこのサービスが最近いきなりブレイクしたのは、SXSWでTwitterがBlogセクションの賞を取ったのが少なからず影響している模様。(SXSW専用のTwitterサイトも開設されていたようです)
Robert Scobleなどの有名ブロガーが、頻繁に自分が今どこにいるとか、○○について教えてくれといったことをTwitter上でやり取りしていたことも、きっかけになっているようです。
まぁ、同じイベントに参加しているという文脈がないと、なかなかこれだけの盛り上がりは生まれないような気もするので、この盛り上がりがどれぐらい続くのか良く分かりませんが。
人が何をしているかという情報は、一見あまり価値を感じないように思いますが、実は見せ方によっては面白い使い方ができるという事例にも思えます。
ブログやニュースサイトのRSSも、Twitterの友人として登録してまとめて見る、なんて使い方も増えているようで、専用ソフトなんかも早速開発されているようですし、コミュニティの広がりは感じます。
個人的には、Twitterに書き込んだこと自体が作業のログとして記録される点も、意外にライフハック的に使えたりするのではないかと思ったりします。また、技術的にはLingrが使っているCOMETなんかと相性が良いのではないかとも思ったり。
ちなみにTwitterを開発したのはOdeoというポッドキャストサービスを開発していた企業なんですが、Twitterに集中するためにOdeoは売りに出されているとのこと。
Twitterの開発者の側には、現在のサービスでは表現しきれていないような壮大なビジョンがあるのかもしれません。
【Twitterの機能】
・ステータス機能
今何をしているか、ステータスを書き込むことができる
ステータスのログが自動的に取られ、あとで振り返ることができる
・ソーシャル機能
他のTwitterユーザーを友達として登録することができる
友達のステータスの履歴を一覧することができる
自分のステータスを全員に公開することができる
・その他
最新ステータスを携帯やIMに送信することができる
ブログに自分のステータスや友達のステータス一覧を貼り付けることができる
【Twitterの概要】
運営:Obvious Corp (San Francisco,CA)
開始:2006.03?
収益:無料?
【Twitterの画面】
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関連タグ:マイクロブログ , モバイルソーシャルサイト , Twitter ,
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