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2007年4月25日

「Skypeチャット活用法」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。
 よければ、是非ご覧下さい。

ITmedia Biz.ID:コミュニケーションを倍速化するSkypeチャット活用法
「無料電話で有名なSkypeですが、強力なチャット機能も搭載しています。連載「デジタルワークスタイルの視点」お勧めのSkype活用法をご紹介しましょう。」


 ※記事へのアドバイスや感想など、フィードバックはこちらに是非コメントお願いします。

2007年4月24日

ライブチャット系サービスのレビューの一覧

workstylememo.gif ワークスタイル・メモでレビューや紹介をしたライブチャットやメッセンジャー系サービスのレビューの一覧です。

他に面白いサービス、参考になりそうなサービスがあれば、是非教えてください。

■ライブチャット

  サービス名概要  収益
モデル
利用環境
campfire_logos.png Campfire

37Signalsが提供する企業向けグループチャットサービス

有料版
ASP
freshmeeting_logos.png
フレッシュミーティング


サイドフィードが提供する企業向けグループチャットサービス

有料版
サーバーインストール型
skype_logos.png
Skypeチャット

Skypeに付随している機能で実現するグループチャット。パブリックチャットも可能。

無料
クライアントソフト
gmail_logos.png
Gmailチャット


Gmailの画面で実現する1対1のチャット


無料
ASP
meebo_logos.png
Meebo


ブラウザでメッセンジャーを利用するチャット。複数のメッセンジャーのアカウントにログイン可能

無料
ASP
lingr_logos.png
Lingr

ブラウザで実現するオープンなライブチャット


無料
ASP
  twitter_logos.png
Twitter
今何しているかを書き込むソーシャル独り言サービス。携帯電話やメッセンジャーと連携できる。 無料ASP 
  jaiku_logos.png
Jaiku
Twitterと類似のソーシャルサービス。RSSでブログやソーシャルブックマークのエントリを取り込むことも可能 無料ASP 


2007年4月23日

Googleが評価したPresentation関連技術を持つTonic Systems

logo_tonic.gif 先日のGoogleのPowerpoint版発表と併行して、Tonic Systemsという会社の買収が行われていたと紹介しましたが。
 @ITがInternet Archiveを使ってTonic Systemsの詳細を調べています。

 それによると、GoogleがTonic Systemsを評価したのは、TonicPoint Builderという、「Microsoft PowerPoint」(PPT)フォーマットのプレゼンテーションを作成でき、既存のプレゼンテーションファイルからテキストを抽出して、別のプレゼンテーションテンプレートに適用する機能をもったソフトウェアがあったからではないかとのこと。

 この抽出機能を使えば、Googleの検索機能でパワーポイントのファイルを適切に検索することができるのではないかと指摘しています。
 こういう尖った技術を持っていることが、Googleに買収してもらうためのポイントということでしょうか。
 
 
グーグルが買収した「Tonic Systems」の注目技術はなに? - @IT

「米グーグルは4月17日、プレゼンテーションソフトウェアを「Google Docs&SpreadSheets」に追加することを発表した。リリースは今夏を予定。米国サンフランシスコとオーストラリアのメルボルンに拠点を持つ「Tonic Systems」を買収し、技術を統合する。」

Scrybeって、そういえばどうなってるんでしょうか?

scrybe_logo.png 半年ぐらい前に、ネットを中心に話題になったScrybeというアプリをご存知でしょうか。
 クローズドベータを開始するとともにYouTubeにサンプル動画をアップして、TechCrunchやCNETでも大いに話題になったのですが、その後すっかり話を聞かなくなった気がします。
 
 Scrybeのブログは更新されており、見た感じ着々と機能は実装されているようなんですが、いまだに申し込んだベータテスターの返事も来ません。米国限定になっているのでしょうか?

 CNETの昨年11月の「グーグルアプリに強敵登場?--「Scrybe」ベータ版公開」という記事では「ScrybeはFlashベースのシステムで、カレンダーのほか、ブックマークやウェブクリッピングなどの諸機能が盛り込まれるとうたわれている。ただし現時点ではカレンダー以外の機能は未実装。」と書かれているので、機能をすべて実装するまでずっとクローズドベータでいくということなのかもしれませんが・・・

 どなたかScrybeのアカウントもっている方がおられたら、是非感想を教えてください。

 ちなみに上記の動画はすでに25万回以上再生されているようです。

Googleが今度はビデオ会議市場に参入すべくMarratechを買収

google_logo.gif  Googleが、今度はMarratechというスウェーデンの会社を買収したそうです。
 
 このMarratechが提供するのはビデオ会議ソフト。
 ビデオ会議ソフトといえば、32億ドルという高値でシスコに買収されたWebexが記憶に新しいところですが、いよいよGoogleからも、そのうちビデオ会議ソフトが提供されるようになるということになります。
 
 Googleによる提供となると、当然かなりの機能が無料で提供されることも想像されますから、Webexを初めこの分野の事業者にとっては気になるところでしょう。

 ちらっとMarratechのサイトを見たところでは
・複数メンバーとのビデオ機能
・チャット機能
・ホワイトボード機能
・アプリ共有機能
 あたりが実装されているようで、一般的なビデオ会議ソフトに見えます。

google_marratech.png

 見た感じ専用ソフトのようなので、Google Eartchのような提供形態になるのかもしれませんが、当然企業向けとしてGoogle Apps Premier Editionに入ってきたり、Google DocsGoogle Calendarと連携したりということも考えられそうです。
 

グーグル、スウェーデン企業Marratechのビデオ会議ソフトウェアを買収へ - CNET Japan

「Googleは米国時間4月19日、スウェーデン企業Marratechのビデオ会議ソフトウェアを買収することを、公式ブログで明かした。」

2007年4月20日

表計算アプリEditGridが、ウェブデスクトップのStartforceに追加搭載

startforce_logo.png 日本語ウェブデスクトップのStartForceが機能強化をしたようです。
 今回の目玉は表計算アプリのEditGridの追加。
 
 EditGridは、香港のTeam and Concepts Limited (TnC) という会社が提供しているようで、 表計算機能の他、書式編集、グラフの作成・数式の挿入ができ、マイクロソフト Excel, OpenDocumentファイル形式に対応しているそうです。 

 画像をみた感じではよくできていそうですが、一方でGoogle Docs & Spreadsheetsがグラフ機能を実装したり、ThinkFreeのような独立系スプレッドシートアプリも着々と進化しているのも事実。
 ウェブデスクトップのようにまずウェブデスクトップにログインしてから、スプレッドシートを起動するというアプリは利用者の数という意味では、根本的に不利な気もします。 
(おまけに私は試そうとしたらブラウザが落ちてしまいました・・・)

startforce_editgrid.png


ウェブデスクトップ「StartForce」が機能強化--表計算アプリを搭載 - CNET Japan

「フュージョン・ネットワークサービスのGOL事業本部は4月19日、ウェブデスクトップ「StartForce(スタートフォース)」の機能を強化するとともに、表計算アプリ「EditGrid(エディットグリッド)」を搭載したと発表した。」

Google Docs & Spreadsheetsにグラフ機能が追加

google_logo.gif Google Docs & Spreadsheetsにグラフ機能が追加されたようです。

 最初のGoogle Spreadsheetsリリースから随分時間がたちましたから、他のNumSumZoho Sheetのことを考えると、ようやくというのが正直な印象ですが、パワーポイント機能も夏には出てくるようですし、Google Docsがあれば、MS Officeがいらないという段階になるのは、それほど先の話ではないのかもしれません。

google_graph.png

Google Docs & Spreadsheetにグラフ機能が追加--Word・Excelを追撃 - CNET Japan

「Googleはオンラインでワープロ文書や表計算シートが作成できるサービス「Google Docs & Spreadsheet」に、グラフ機能を追加した。ユーザーからの要望が多かったためという。」

2007年4月19日

Netvibes UniverseでNetvibesもページの公開が可能に

netvibes_logo.png Netvibesが、新たにNetvibes Universeという公開スタートページの機能を提供するようです。

 これまでNetvibesはトップページにアクセスして、個人ごとにパーソナライズされたページを表示するという仕組みを提供していましたが、今回提供するのは、 http://www.netvibes.com/cbsnews というような特定のアドレスにアクセスすると、そのアドレスで作成された公開ページが表示される仕組み。

 Pageflakesとかyourminisでも類似の機能は提供されていたと思いますが、Netvibes Universeは、完全にブランド向けにデザインも変更できるのが特徴のようです。

netvibes_techCrunch.png

 先日レビューしたSleipnir用ポータルのpotaも、Google Personalized Homepage(正確にはGoogle Startpage)の似たような機能で提供されていると思いますが、たしかにこうやって手軽にポータルサイトをカスタマイズして作成できるのは企業にとってもメリットがありそうです。

 また、Jaikuとかtumblrみたいに、自分の関連のブログやソーシャルブックマーク、Twitterなんかのフィードをまとめて他の人に表示したいブロガーなんかにも有益なサービスになる気もします。 
 個人への機能公開は6週間後だそうなので、公開されたら試してみようと思います。


TechCrunc Japanese:Netvibesにパブリックページをカスタマイズできる「Universe」新登場

「Netvibesが本日(米国時間4/16)午後、既存のNetvibesをさらに高度にカスタマイズして一般アクセスも可能な場所にページを発行できる新バージョン「Netvibes Universe」のサービス開始を宣言する。この開設にむけ同社では100通りものブランド・バージョンを用意。約6週間以内にはその製作が可能になる。」

Box.net (ブログにフォルダを公開できるオンラインストレージ)

box_net1.png Box.netは、すでに80万人以上の登録者がいるオンラインストレージです。
 評判が結構良いのでレビューしてみました。

 Box.netの最大の特徴は、その使い勝手。
 フォルダやファイルをドラッグ&ドロップで整理できるサービスというのは、Omnidriveなんかの印象が強いですが、Box.netはそれをさらにお洒落にしたイメージです。

 ローカルのファイルを複数まとめてドラッグ&ドロップでアップロードできるポップウィンドウとか、インターネット上で公開する専用のフォルダがあったりとか機能も多彩。

 さらにBox.netで、強烈に印象的なのが、ブログパーツとして使えるウィジェット機能。

 こんな感じで、フォルダをそのままパーツとして貼り付けることが可能です。

 おまけにTechCrunchによると、このフォルダには閲覧者にファイルをアップロードさせることもできるようです。(設定が見つけられなかったので、有料アカウントのサービスの模様)
 ちょっとしたオープンのファイル交換所を自分で作れることになります。
 有料利用者はさらにページのデザインをカスタマイズしたり、携帯電話で利用したりということも可能。これは結構凄いサービスです。


 すでにGoogle Personalized Homepage向けのWidgetが公開されていたり、Netvibesgoowyのウィジェット開発プロジェクトなんてのも動いているようで、開発者コミュニティも盛り上がっているように見えます。

 Omnidriveのような正統派から、YouSendItMediaFire等のファイル転送サービスまで、オンラインストレージは一通りレビューし終わったつもりでいましたが、なかなかどうしてこの分野はまだまだ奥が深そうです。

 ちなみに、Box.netについての詳細はWebOS Goodiesさんの記事に詳しいのでこちらもどうぞ


box_net3.png【Box.netの主な機能】
・オンラインストレージ機能
 ファイルをオンライン上に保管することができる
 (1ファイルの上限無料10MB~有料1GB)

・フォルダ機能
 ExplorerライクなUIでファイルをフォルダで階層化して保存することができる
 ドラッグ&ドロップや右クリックで操作することができる

・ファイル共有機能
 他のメンバーとファイルやフォルダを共有することができる
 インターネット上に公開しているパブリックフォルダを利用できる
 パブリックフォルダの更新情報をRSSで取得することができる
 フォルダをブログパーツで公開することができる

・その他
 ウィジェットから操作をすることができる
 携帯電話からアクセスすることができる(有料オプションのみ)
 ページをカスタマイズすることができる(有料オプションのみ)
 公開フォルダ
 APIを元にアプリケーションを開発することができる


【Box.net概要】
運営:Box.net (Palo Alto, CA)
開始:2006.03
収益:有料版(無料1GB,5GB約80ドル/年~15GB約200ドル/年)

【Box.netの画面】
box_net.png

2007年4月18日

「インスタントメッセンジャーでコミュニケーション改善」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。

 今回は、プロジェクトでメッセンジャーが意外に役に立つという話をご紹介しています。
 何かの参考になれば幸いです。

ITmedia Biz.ID:インスタントメッセンジャーがコミュニケーションに“効く”3つの理由

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Googleの携帯SNSである、dodgeballの運営者二人が同時にGoogleを退社

dodgeball_logo.png 以前レビューしたGoogleの携帯SNSサービスのdodgeballですが、創業者でありメインの運営者である二人が同時にGoogleを辞めたようです。
 しかも明らかに円満退社ではなく、Googleに不満たらたらで辞めた模様。

 なんと、自分たちで撮った親指下げ写真をGoogleへの不満コメントつきでFlickrにアップしています
 (かなりのFlickrのヘビーユーザーのようなので、別にFlickrがYahoo!のサービスというのを意識してFlickrを使っているわけではなさそうですが。)


 写真のコメントからは、Googleに買収してもらったものの、Googleの人たちにはdodgeballの携帯SNSというサービス価値を本当の意味では理解してもらえず、エンジニアリングリソースを思うように割いてもらえなった。おかげで、TwitterとかJaikuのような他のサービスがブレイクするのを指をくわえて見ている羽目になったというような不満が読み取れます。(サービス名等は明言はされていませんが)

 この写真を紹介していたJohn Battelleのブログでは「Not Every Acquisition Is YouTube」というタイトルがついているので、Googleによるすべての買収がYouTubeのように幸せにはいかないというような趣旨でしょうか。
 
 
 まぁ、Googleからすれば、サービスの価値を説得できず、サービスもイマイチブレイクしきれなかった二人が悪いというところではあると思いますが、dodgeball自体の魂はこの二人で、これまでのサービスもこの二人でもっていたはずですから、この二人の離脱によって、サービスが停止に追い込まれる可能性も大。
 これを機会に、GoogleによるTwitter辺りの買収話が、ネタを飛び越えて本当になってしまう可能性も無くも無いのかも・・・いや、無いかな。

※ちょうど、先ほどCNETに詳細の記事がアップされていたようです。
 dodgeball.comの創業者ら、グーグルを退職 - CNET Japan
 これによると、17日の段階で「これからも考えることをやめず、サービスを拡充していく意向である。」とGoogleの広報からdodgeballの二人の退社について正式に発表があったとのこと。
 実際の退社が先週末の13日ですから、17日になって発表したというのは、ブログで二人の写真が話題になってしまったのも影響していそうです。


John Battelle's Searchblog: Not Every Acquisition Is YouTube - DodgeBall Founders Quit, and Not Quietly

「Youch! Check out the Dodgeball founders on getting acquired by Google back in May 05:」

「インスタントメッセンジャーがコミュニケーションに効く」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。
 よければ、是非ご覧下さい。

ITmedia Biz.ID:インスタントメッセンジャーがコミュニケーションに“効く”3つの理由
「複数の人間が関わるプロジェクトで、最も重要なのはやはりグループ内のコミュニケーション。メールを活用する事例は多いのですが、もっと“効く”のはインスタントメッセンジャーなのです。」


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Google版Powerpointがいよいよ公開間近

google_logo.gif 「Web 2.0 Expo」で、GoogleのCEOであるEric Schmidt氏が「Google Docs & Spreadsheets">Google Docs & Spreadsheets」でプレゼンテーションやスライドショーの作成が可能になるだろうと語ったそうです。

 以前、「Google Presentlyで、今度はGoogle版パワーポイントが登場予定?」なんて記事を書きましたが、いよいよ噂ではなくなってきたというところでしょうか。

 当日の「Google DocsはMicrosoft Officeと競合するのか」という質問に対しては、あいかわらず「そうは思わない」という従来の主張をしたようですが、その場でも指摘されているように、もはやGoogle DocsがMicrosoft Officeに一歩ずつ近づいているのは明白。
 オンラインオフィスソフトのThinkFreeの買収には失敗しましたが、今回のGoogle版Powerpointに向けてはTonicsystemsという会社を買収しているようで、着々と準備を進めている感じがします。

tonicsystems.png

 もちろん、フルセットのOfficeにはMSProjectやGrooveなんかも含まれるので、そこまですべてを目指しているわけではないと思いますが。
 Office LiveGoogle Appsのサービス競争といい、Double Clickの買収合戦といい、両者が完全に正面衝突のフェーズに入りつつあるのは誰も否定しないでしょう。 

 まぁ、Googleとしても単純にPowerPointをオンライン化するだけではつまらないと思っているでしょうから、Google版PowerPointがどういうサービスに仕上がってくるのかは楽しみなところです。


グーグル、「Google Docs & Spreadsheets」にプレゼン機能を追加へ - ZDNet Japan

「サンフランシスコ発―Googleの最高経営責任者(CEO)Eric Schmidt氏は米国時間4月17日、同社ウェブホステッドソフトウェア「Google Docs & Spreadsheets」でプレゼンテーションやスライドショーの作成が可能になるだろう、と「Web 2.0 Expo」で語った。」

2007年4月17日

senduit (超シンプルなファイル転送サービス)

senduit1.png senduitは、大容量ファイル転送サービスです。
 先日レビューしたtumblrを開発したDavidvilleという会社が提供しているというので、合わせてレビューしてみました。

 これまでも、ファイル転送サービスについては、RapidShareをはじめ、MegaUploadYouSendItや、MediaFireなど、様々な無料の大容量オンラインストレージサービスをレビューしてきましたが、このsenduitは、それらのサービスとはある意味対極にある、シンプルイズベストを追求しているサービスです。

 とにかくできることは、ファイルを選択し、期間を選択し、転送する。これだけ。
 ファイル転送サービスやオンラインストレージにおいては、他社との差別化を図るために、様々な関連ツールや機能を提供してきている印象がありますが、実際にファイル転送をしたいだけの人にとってはたしかにこれだけで機能としては十分。
 目から鱗のサービスです。

 じゃあどうやって収益をあげるのかというと、ファイルのダウンロードページに広告を出すというパターンなのですが。このアプローチはこのアプローチでアリ。
 この会社からシンプルなブログサービスであるTumblrが生まれた背景が良く分かるような気がします。

 Tumblrと比較されることの多い、TwitterJaikuにしても、最近求められているのはシンプルなことなのかもしれません。

 このDavidville,Incという会社の今後の動向にも、注目したいと思います。


senduit2.png【senduitの機能】
・ファイル配信機能
 無料で100MBまでのファイルをアップロードすることができる
 ファイルの保持期間を30分~1週間で指定することができる。


【senduitの概要】
運営:Davidville,inc (New York City, NY )
開始:2007.02?
収益:広告

2007年4月16日

movaTwitter (モバトゥイッター)

mobatwitter1.png モバトゥイッター(movaTwitter)は、その名の通りTwitterを携帯電話で利用できるようにしてくれるサービスです。
 すでにGoing My Wayのkengoさんにも紹介してもらってますが、先週末から使い始めて、すっかりはまってしまったのでご紹介します。

 先週一週間ライフハック的にPCからTwitterを使ってみて、ようやくTwitterがライフハックにはあまり向かない「ソーシャル独り言」サービスであることを理解したのですが。
 個人的には独り言公開が苦手なので、自動でRSSを読み込んでくれるtumblrとかJaikuとかの方が向いてるのかなーと悩んでいたところ、F's GarageのF-shinさんが紹介してくれたのがこのモバトゥイッター。 

mobatwitter.png 利用法は簡単で、TwitterのIDとPWをシステムに登録して携帯電話用のアクセスURLを入手するだけ。
 後はそのURLを携帯電話に転送してアクセスすれば、右記のようなTwitterの画面が携帯電話でも利用できます。

 要はこれだけの話なのですが、こもモバトゥイッターでTwitterを使ってみて、いまさらながらTwitterの魅力を始めて理解できた気がします。
 何しろPCに比べてモバイルなら、どこでもTwitterの閲覧や書き込みが可能。

 今まではTwitterに書き込むためにわざわざPCを開いてましたが、携帯電話なら、外出先でも、電車の中でも、テレビを見ながらでも利用可能。
 実に手軽。
 なるほど、これはアメリカで流行るのも分かる気がすると、ようやくTwitterの魅力が理解できてきたところです。

 
 ちなみに、キャズムを超えろ!で書かれている様に、たしかにこの感覚は、mixi日記に近いものがあるのですが、mixi日記が「アクセス」→「ログイン」→「マイミク最新日記」→「日記の件名」もしくは「もっと読む」と操作して初めて友達の日記一覧や中身が表示できるのに対し。
 Twitterなら、アクセスするだけで最新一覧が表示。
 書き込みも、mixi日記のように件名+内容ではなく、とにかく一言書き込むだけですから実に簡単です。
 まさに携帯電話で使うのに最適なサービスということなのかもしれません。

 
mobatwitter2.png さらにモバトゥイッターでは、相手の名前の@tokurikiのようなリンクを押すと、書き込みフォームに@tokurikiがデフォルトで入ったり、リンクURLを選ぶと携帯でも見れたり、はてなブックマークに登録できたりと、機能も充実していて、本家より使い勝手が良いのではないかと思えるほど。

 注意書きに書かれているように、TwitterのIDとPWがモバトゥイッターのシステムに登録されてしまいますが、まぁTwitterに不正ログインされてもたいしたことはできないので、他のサービスと異なるID,PWにしておけばそれほど問題ない気もします。

 PCでTwitterを使ってみたものの、Twitterの魅力がいまいち良く分からないという人に、特にお勧めのサービスです。

※ちなみにサーバーの知識がある人には、twitterMobileというサービスを使うという手もあるそうです。


【モバトゥイッターの機能】
・ステータス機能
 今何をしているか、ステータスを書き込むことができる
 相手の書き込みから、@名前がデフォルトで書き込まれる 

・ソーシャル機能
 友達のステータスの最新履歴を一覧することができる
 友達の友達の書き込み履歴を一覧することができる

【モバトゥイッターの概要】
運営:f-shin/milkstand.net
開始:2007.04?

2007年4月13日

Pageflakesに3ペイン型のRSSリーダー機能が追加

pageflakes_logo.png TechCrunchを読むまで気付かなかったのですが、スタートページのPageflakesのRSSリーダー機能が強化されたようです。
(実は私は最近Pageflakesをホームページとして使っています。)

 いわゆるウィジェット的なRSSリーダー機能は当然以前からあったのですが、今回追加されたのはいわゆる3ペイン型のRSSリーダー機能。

pageflakes_rssreader.png

 普段は1ページ上で気になったものだけチェックしていて、必要に応じて未読管理を3ペイン画面でやれるというのは、結構良いアプローチと思えます。
(そういえば、Netvibesには最初からこういうRSSリーダー画面があったような気がしますが)

 TechCrunchでは、今後Google Personalized HomepageとGoogle Readerがこういう感じで連携するのではないかと示唆しています。


 個人的にはlivedoor Readerのヘビーユーザーなので、いくらスタートページがRSSリーダーを強化してもRSSリーダーの乗り換えは考えられませんが、逆に言うとlivedoor Readerがパーソナライズドページを提供するというのもありなのかもしれません。


TechCrunch Japanese :Pageflakesの立て続くリリースをプレビュー

「パーソナライズド・ホームページを手がけるスタートアップ企業「Pageflakes」は新マネジメント体制のもと運営。Benchmarkから資金調達している同社は、シリコンバレーにオフィスを開き、Google IG、それから後にMy Yahoo制作チームを率いたDan CohenをCEOとして迎えた。」

Red SwooshがAkamaiに1500万ドルで買収される

red_swoosh_logo.png ファイル配信サービスのRedSwooshが、1500万ドルでAkamaiに買収されたそうです。
 
 Akamaiといえば、コンテンツ配信サービスで有名な企業ですから、RedSwooshのP2P技術とプラットフォームが評価されたということでしょうか。

 最近は、動画ファイル配信の注目度があがってきていますから、先日クローズドベータが始まったFoxTorrentなんかも評価されているのかもしれません。

 P2P技術をつかったファイル配信サービスといえば、FolderShareもMicrosoftに買収されていますし、今後はPandoとかAllPeersあたりも買収話が出てくるのかもしれません。


Red Swooshの「給料日」。Akamaiから1500万ドル

「「Akamai」が「Red Swoosh」を$15M(1500万ドル)の株式取引によって買収した。Red Swooshについては昨年ここで、同社のファイルサーバーテクノロジーの広告収入型無料版をローンチしたことを取り上げた。」

Central Desktopが、インスタントイントラネットに進化

centraldesktop_logo.png 過去にレビューしたウェブサービスのCentral Desktopがバージョンアップしたようです。
 私がレビューした当時のCentral Desktopは、37SignalsのBasecampのようなプロジェクト管理とかコラボレーション向けのウェブサービスという印象だったのですが、今回のバージョンアップでは「turnkey Intranet 」というキーワードで企業向けスタートページ的な要素を盛り込んだようで、サービスの方向性をイントラネット形成サービスと言う位置づけにしてきたようです。

 Read/Write Webでは、これによって、Central Desktopは、Google Apps for Your DomainGoogle Apps Premier Editionと競合するサービスになってきているのではないかと分析しています。 

 たしかにCentral DesktopにはGoogle Calendar的なカレンダー機能やGoogle Talkのようなウェブ会議機能もありますし、いつのまにかGoogle Docs的な機能も増えている上に、今回の機能追加は企業向けGoogle Personalized Homepageという印象で、実にサービスやアプローチは似ています。
 すでに利用者も3万人を越えているようなので、MicrosoftのOffice LiveよりもGoogle Appsのライバルとしては実績があると言えるかもしれません。

 なお、最新バージョンの画面についてはこちらにビデオが掲載されています。

centraldesktop2007.png

 ちなみに、Read/Write Webでは、これらのサービスの動向を元に「インスタントイントラネットの時代が来るのではないか」とまとめています。
 これまでGoogle Apps的なサービスを何と表現すればよいのか悩んでいたのですが、このインスタントイントラネットという表現は分かりやすい気がするので、使わせてもらおうと思います。


The Age of Instant Intranets - Central Desktop Launches Turnkey Intranet

「Today Central Desktop launched the Spring 2007 Release of its collaboration platform. Of most interest in this release is that Central Desktop is introducing "a turnkey Intranet" for its enterprise subscribers. 」

2007年4月12日

Jaiku (TwitterとTumblrのあいのこサービス)

jaiku1.png Jaikuは先日レビューしたTwitterと同じようなステータス共有サービスです。
 Twitterの盛り上がりと併行して、注目を集めているようなのでレビューしてみました。

 Jaikuでできることは基本的にTwitterと同じで、友達とゆるくチャットのステータスのようなコメントでつながれること。
 そういう意味では、JaikuもTwitterとたいした違いは無いのですが、Jaikuはフィンランドの会社だそうで、デザインもTwitterに比べると洗練されている印象です。

 さらに大きな特徴と言えるのはフィンランドの会社らしく、同じくフィンランドが本社であるNokiaのS60という携帯電話専用のアプリが提供されている点でしょう。

jaiku3.png TwitterやJaikuのようなサービスの魅力は、モバイルとの連携にあるように思うので、こういうモバイル端末との密接な連携は興味深いアプローチです。
(まぁ、そもそも日本では、既にモバイルSNSがTwitter的に使われていると言う指摘もあるようですが


 また、先日レビューしたTumblrのようにブログやSBMなどのフィードを読み込むこともできるので、自分のネット上の活動すべての履歴を表示することも、Twitterより手軽にできます。(TwitterのフィードをJaikuniに取り込むことも可能)
 さらに、Locationという概念があり、今いる場所をステータスとセットで表示することが可能。
 もうすこし携帯電話と上手く連携すれば、Googleのdodgeball.com的な使い方もできそうです。

 とは言っても、類似サービスの代名詞ともなったTwitterに比べると圧倒的に認知度も低いですし、Alexaのグラフでもその差は歴然。
 
jaiku_twitter.png 

 このあたりの違いは、そもそもTwitterが米国ベースでイベント経由で広がったり、Twitterというサービス名自体が優れていたり、JaikuのAPIの公開が遅れていたりといういろんな背景もありそうです。

 一度差がついてしまうと、機能差では、コミュニティの温度差をひっくり返すのがなかなか難しいのがネットワークの外部性の世界ですが、人気Twitterer(?)がJaikuに移ると、そのウォッチャーも大挙してJaikuに移るなんていう現象もあるようなので、まだまだこのサービスの動向は、予測がつかないところなのかもしれません。


jaiku2.png【Jaikuの機能】
・ステータス機能
 今何をしているか、ステータスを書き込むことができる
 ステータスのログが自動的に取られ、あとで振り返ることができる
 ステータスの場所を設定することができる
 
・ソーシャル機能
 他のTwitterユーザーを友達として登録することができる 
 友達のステータスの履歴を一覧することができる
 自分のステータスを全員に公開することができる

・その他
 自分のブログや写真共有サイトのフィードを自動的に取り込むことができる
 デザインをカスタマイズすることができる
 最新ステータスをメールに送信することができる
 ブログに自分のステータスを貼り付けることができる


【Jaikuの概要】
運営:Jaiku (Helsinki,Finland )
開始:2006.07?
収益:広告?


【Jaikuの画面】
jaiku.png

2007年4月11日

「プロジェクトの進捗の見える化」をBizIDに投稿しました

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。

 今回は、見える化のコンセプトを参考に、プロジェクト管理ソフトを導入する際のポイントについてご紹介しました。
 何かの参考になれば幸いです。

ITmedia Biz.ID:プロジェクトの進捗を「見える化」しよう

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tumblr (ブログとソーシャルブックマークの良いとこ取りサービス)

tumblr1.png tumblrは、非常に手軽にミニブログを始められるサービスです。
 Ascii.jpの記事で、Twitterとならんで紹介されていたので、レビューしてみました。

 tumblrは、一言で言うとウェブ上のスクラップブックのようなサービスです。
 ブログ的なつくりではあるのですが、長い記事を書くような前提ではなく、ソーシャルブックマークのようにインターネット上で見つけた記事、写真、動画などを手軽にクリップするためのサービスといえば良いでしょうか。

 もちろん、ソーシャルブックマークで写真や動画のリンクをクリップすることは今までもできたのですが、tumblrはリンクではなく画像や写真自体を切り取ってこれるのが新しいところ。
 クリッピングという手軽な行為であるソーシャルブックマークサービスと、個人での情報発信というブログの中間にあたるようなイメージです。

 すでにサービス開始から1ヶ月で5万人の登録者を獲得しているそうで、米国ではこの手のブログを書く行為を、TumblelogとかTumbleloggingとか呼んでいるようですが、日本では個人によるテキストニュースサイトや、一部のはてなダイアリーが似たような使われ方をしているような気もします。
 tumblrは、そんな行為を一気に素人向けに敷居を下ろしたのが注目されるポイントと言えそうです。

tumblr2.png 特に注目すべきはブックマークレットでしょう。
 ブックマークレット自体は目新しいことではないのですが、クリッピングをしたときに見ているサイトが、写真のサイトであれば写真として、動画のサイトであれば動画として、文章を選択すれば引用として、など利用者の意図を自動的に汲み取って最適な素材をクリッピングしてくれるのが実に心地よい感じです。

 感覚としては、Google Notebookstikkitのようなオンラインメモ帳サービスを、ネット上で公開して使っているイメージの方が近いかもしれません。

 まぁ、日本では、はてなダイアリーやmixi日記をはじめ、短い日記を書くという行為やサービス自体がある程度すでに存在している気もするので、海外ほどtubmlrに代表されるtumblelogブームが来るようには思えないのですが、ブログやソーシャルブックマークの入り口とてして興味深いサービスだと思います。
 

tumblr3.png【tumblrの機能】
・クリップ機能
 写真をクリップすることができる
 動画をクリップすることができる
 記事の一部を引用してクリップすることができる
 リンクをクリップすることができる
 チャット等の会話をクリップすることができる

・ブログ機能
 簡易リッチテキストエディタを使ってブログ記事を投稿することができる

・その他
 自分のブログや写真共有サイトのフィードを自動的に取り込むことができる
 デザインをカスタマイズすることができる
 独自ドメインで運用することができる


【tumblrの概要】
運営:Davidville,inc (New York City, NY )
開始:2007.03.01
収益:無料?(有料版を予定)


【tumblrの画面】
tumblr.png

Googleが中国製ブラウザのMaxthonに100万ドルの出資を実施?

maxthon_logo.png 以前レビューした、ブラウザーのMaxthonですが、Googleが100万ドルを出資したのではないかと話題になっているようです。

 GoogleはFirefoxとも密接な関係をとっていたと思いますし、日本でもSleipnirがGoogleと提携したりしていますが、着々とInternet Explorer以外のブラウザを自らのサイドに取り込み始めているというところでしょうか。
 最近あまり話題にならなくなった印象もあるFlockなんかも、そのうち何か動きがあるのでしょうか。

 ちなみに、Maxthonは中国の企業と言うだけでなく、イスラエルとも関係が深い企業の模様。
 1月にレビューした時には7000万ダウンロード強だったと思いますが、現時点では8000万ダウンロードを超えているようなので、3ヶ月で1000万ダウンロードと言うところでしょうか。
 日本には短期的には影響はなさそうな気もしますが、「Maxthonは、Googleで推奨ブラウザとして宣伝されるようになるのではないか」という見方もあるようですので、この辺りがどう影響してくるのかが注目です。

 
グーグル、「Maxthon Browser」の開発元と提携か--米報道 - CNET Japan

「Googleが、「Maxthon Browser」の開発元で、イスラエルとも関係の深い中国企業の少数株式を購入した模様だ。Maxthon Browserはウェブプロキシを介してトラフィックを処理し、政府の情報規制を迂回することができる機能を有するため、中国で人気を博している。」

2007年4月10日

Google DesktopにMac版が登場

google_logo.gif 先週のちょっと古いニュースになってしまいましたが、Google DesktopにMac版が登場したようです
 てっきりMac版はもう出ていると勘違いしていたのですが、じつはまだ無かったようですね。

 個人的には、ウェブサービスにおけるGoogleの一番分かりやすいMicrosoftとの違いが、Windows OSにしばられなくて良い点だと思っているので、こういったクロスプラットフォームの動きはGoogleにとっては必須だと思います。
 最近はエンジニアの人もMacユーザーが増えているような感じがありますから、今回のGoogle Desktopを皮切りに一通りGoogleのMacアプリ展開が進みそうな印象です。

 良く見たら先日紹介したGoogle Packなんかも今はWindows版しかないようですが、まぁMac版のGoogle Pack登場もそれほど遠い先ではなさそうな気もします。


ITmedia Biz.ID:Mac初のGoogle Desktopが登場

「米Googleは4月4日、Mac版としては初めてのGoogle Desktopを公開した。Google EarthなどGoogle関係のインストールを一括管理するGoogle Updater機能も提供する。」

OpenOffice.org 2.2が公開

openoffice_logo.gif 先週、OpenOfficeのバージョン2.2がリリースされたようです。

 Google DocsZohoThinkFreeなどのウェブオフィスソフトが注目を集める中、影が薄くなっている印象もあるOpenOfficeですが、とりあえず短期的な比較で言えば、Microsoft Officeにもっとも近いのはこのOpenOfficeでしょう。
 

 Windows Vistaのリリースにより、最新のOfficeではオフィスソフト系のファイルの拡張子が変わっていたりと、いろいろ混乱もありそうなので、OpenOfficeも展開次第ではまた大きな注目を集める可能性が十分あるのではないかと言う気もします。

 2005年10月のGoogleとSunの提携の時には、OpenOfficeの今後に様々な憶測がされたものの、それから目立った動きが無い気もしますが、Google PackにOpenOfficeが入ったりとか、Google Docs等のオンラインサービスとの連携機能なんかを実装してくるのかどうかも気になるところです。

openoffice22.png

OpenOffice.org、「OpenOffice.org 2.2」をリリース--複数の脆弱性にも対応 - CNET Japan

「OpenOffice.orgコミュニティーは、OpenOffice.orgのバージョン2.2をリリースした。同バージョンには、 OpenOffice.orgのワープロソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフト、データベースソフトに対するアップデートが含まれている。
 同コミュニティーは、OpenOffice.orgが、「Microsoft Office 2007」の「真の代替物」であり、既存のMicrosoft Officeユーザーにとって、より容易に乗り換えられるものとなっていると説明している。」

2007年4月 9日

Twitterが日本のブロガーにも急速に浸透中?

twitter_logo.png 先日レビューしたTwitterですが、なんだか日本でもブロガーを中心に話題になり始めているようです。
 これまで私のTwitterはFollowersが20人程度だったと記憶しているのですが、今日になっていつのまにか59人になっている始末。

 正直、サービスをレビューした時には、日本語も通らないし、これはこのままでは日本では流行らないだろうな、というのが正直な感想だったのですが、とりあえず私の予測は間違っていた模様。
 半角スペースを入れることで日本語が通ることが判明した辺りから、日本でもブロガーを中心にクチコミでTwitterが伝播しはじめているようです。

twitter_tokuriki.png

 もちろん、何だか盛り上がっているみたいだから、とりあえず乗り遅れないように登録してみた、と言う人もかなり多いだろうと想像されますし、あくまで現状は新しいもの好きの一部の人に伝播した程度だと思われるので、これが長続きするのかどうかは正直まだ怪しいと思っていたりもするのですが。
 すでにcaramel*vanillaさんのブログで紹介されているように日本語のTwitterツールなんかもいろいろ出てきているようですし、類似サービスを日本で開発している人もいそうな雰囲気もあり、ちょっと印象が変わってきました。

 正直な話、Twitterは登録してレビューはしてみたたものの、魅力が良く分からないままその後放置気味だったというのが実態なので、もう一度サービスの魅力を理解するために、今週一度ちゃんと使ってみようかと思います・・・
 

Twitterが激しく面白すぎる件と日本語のTwitterツールいろいろ | caramel*vanilla

「シンプルなTwitterではありますが、もともとが英語圏のサービスゆえ日本語でTwitterを楽しむにはちょっとしたコツが必要でした。
それらを軽減してくれる便利ツールがたくさん出てきたのでちょっとまとめてみます。」

日本の紙copiが、世界のkamicopiになるべく翻訳者募集中

kamicopi_logo.png 先日のlivedoor Readerの英語化の関連で教えてもらったのですが。
 海外展開を目指し始めたのはlivedoorだけではないようで、ウェブページのクリッピングソフトとして有名なユミルリンクさんの紙copiも、kamicopiとして世界に展開すべく国際化プロジェクトを4月から開始しているようです。

 興味深いのは、このkamicopi国際化プロジェクトは、翻訳をボランティアによって実施しようとしている点。
 そういえば、Skypeも初期はそうだったと思いますし、80ヶ国語対応しているスタートページのNetvibesや、37SignalsのGetting Realなんかも、翻訳はボランティア。
 
 逆に言うと、ボランティアで翻訳が回るぐらい人気があるサービスかどうかが、そのサービスが海外でも成功できるかの一つの指標になっていると言っても良いのかもしれません。
 10カ国語に同時に翻訳するプロジェクトだそうですので、興味のある方は是非どうぞ。

kamicopi_inquiry.png

無償ボランティアによる、翻訳者を募集!

「ユミルリンク&洛西一周は「紙copi」を国際的に普及させるための開発コミュニティ「kamicopi国際化プロジェクト」を発足しました。
私たちは、紙copiの使い勝手のよさを世界中の人に体験してもらいたいと願っています。そのために、英語だけではなく、世界の主要な言語にすべて対応し配布する予定です。」

AMNブログイベント「ブログとクチコミ」でモデレータをします

 私も運営に参加しているAMNが主催するAMNブログイベント「ブログとクチコミ」が4月16日(月)に開催されます。
 ネタフルのコグレさんと、みたいもん!のいしたにさんをパネラーにむかえたパネルディスカッションで、私もモデレータをする予定です。

 ご都合の良い方は是非ご参加ください。

イベントの詳細はこちら
0704amnevent.png

2007年4月 5日

livedoor Readerが4月末から英語化されて海外展開開始

livedoor_logo.png ライブドアグループが持株会社体制になって分社化されるようです。
 その中で、新会社ライブドアは、ネット事業を中心に運営する位置づけの会社になるようで、新しいブログサービスを開始したりするようなんですが。

 個人的に注目したのがlivedoor Readerの海外展開。
 なんでも、英語化により海外展開を4月末から実施するそうです。
 
 新ライブドアの出澤社長いわく「良いものであればサービスは世界に広がっていく。例えば(中略) livedoorリーダーは表示速度や使い勝手の部分で自信を持っているプロダクトで、日本発のサービスとして世界に向けてチャレンジしていきたい」とのこと。
 livedoor Readerは私も毎日使っているRSSリーダーなんですが、海外で人気のあるBloglinesよりも、本当に良くできているRSSリーダーだと思います。

 「世界のウェブサービス競争に取り残されているのは日本だけかも」なんて記事を書いた人間としては、こういった流れは大注目です。
 ライブドアさん、がんばってください。


ライブドアがネット事業を分社化、新ブログサービス「PRAC」4月末開始

「ライブドアグループは2日、メディア事業部門とネットワーク事業部門を統合した新たなインターネットサービス事業会社「株式会社ライブドア」を設立。同日付けで旧ライブドアは「株式会社ライブドアホールディングス」に名称変更し、グループを統括する持株会社となった。」

2007年4月 4日

「GTDに学ぶプロジェクト管理」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。

 今回は、GTDを参考にしたプロジェクト管理ツールの導入のポイントについてご紹介しました。
 何かの参考になれば幸いです。

ITmedia Biz.ID:GTDに学ぶプロジェクト管理ツール導入――3つのポイント

 ※記事へのアドバイスや感想など、フィードバックはこちらに是非コメントお願いします。

Webjam(高度なウェブサイトを手軽に作成できるパーソナライズドページ)

webjam1.png Webjamはイギリスをベースとしているパーソナライズドページコミュニティです。
 TechCrunchに200万ドルの資金調達のニュースが出ていたのでレビューしてみました。

 Webjamは単なるスタートページだけではなく、複数のモジュールを組み合わせたウェブページを作成することが可能です。
 デフォルトでイメージされているのは、ブログ、プロフィールページとパーソナライズドページ。
 画面の中に複数のモジュールを並べることができるという意味では、スタートページなのですが、その中にブログや掲示板などを作成することができ、簡単に利用できるCMS的な仕組みになっています。


 特に特徴的なのが、それぞれのモジュールをプライベート、コミュニティ、登録メンバー、全ユーザーと公開範囲を細かく指定できる点。
 ページ単位で公開範囲を指定できるだけでなく、モジュール単位なので、そのページを閲覧している人の権限によって見せる項目を変えることができるわけです。

 自分のためのパーソナライズドページというよりは、他の人に見せるページを作るというイメージが強く、簡単ウェブサイト作成ツールと言う方が近いかもしれません。


 その分、使い勝手がちょっと難しいため、一般には普及しにくい気もしますが、ここまで無料で使えてしまうというのはなかなか感動です。
 編集中に画面上にチュートリアルを出せたり、閲覧中のページを手軽に登録できるツールバーまで公開されており、力の入れ具合がうかがえます。

 詳細の使い方についてはYouTubeの動画もあるので、こちらをどうぞ。

 それにしても、スタートページ的ウェブサービスは、NetvibesWebwagがフランス。Pageflakesがドイツでしたが、このWebjamはイギリス。
 ヨーロッパでは、この手のサービスがよっぽど好かれているようです。

 ちなみにWebwagはGoogleフランスの創業者が設立していましたが、Webjamの設立者は元ヤフーヨーロッパのプロダクトマネージャーの模様。
 Pageflakesの今のCEOも、元My Yahooのボスだったそうなので、ポータルビジネスをやっている人は、スタートページにウェブの未来を感じるということなのかもしれません。


webjam2.png【Webjamの主な機能】
・パーソナルポータル機能
 複数のコンテンツを画面上に並べて表示することができる
 ドラッグ&ドロップで配置を変更することができる
 複数のポータル画面を作成することができる
 ID登録をしなくても利用することができる
 モジュールごとに公開範囲を細かく指定することができる

・モジュール機能
 ブログや掲示板などのモジュールを自由に追加することができる

・その他
 専用のツールバーを利用することができる


【Webjamの概要】
運営:Webjam Ltd. (England?)
開始:2006.12?
収益:無料?広告?


【Webjamの画面イメージ】
webjam.png

2007年4月 3日

pota (Google Start Page上に構築された日本語スタートページ)

pota1.png pota(ポータ)はタブブラウザのSleipnirで有名はfenrirが提供するスタートページサービスです。
 CNETでリリースの記事を見たのでレビューしてみました。

 potaは、SleipnirとGrani用のスタートページということになっていますが、仕組み上はGoogle Apps For Your Domainや、Google Apps Premier Editionに入っているGoogle Start Pageをベースに開発されており、他のブラウザ利用者でも利用することができるポータルです。

 個人的には、イマイチGoogle Start PageとGoogle Personalized Homepageの違いがわかっていないのですが(誰か教えてください。)、Google Start Pageでは、http://partnerpage.google.com/ というGoogleのドメインの後ろに自社のフォルダを構築できる仕組みになっている模様。
 今回のpotaはこの仕組みを活用しているようです。

 そのため、potaの左側の列は、Googleのサービスや、お勧めリンク、そして@Typeの採用広告とおぼしきモジュールが固定で設定されており、勝手に変更できないようになっています。
 で、右側の2列のみが通常のGoogle Personalized Homepage同様カスタマイズできる仕組みです。

 左側の列が固定の分、スタートページとしての使い勝手は悪くなるのですが、そこはpotaのお洒落なモジュールを使える点でカバーというところでしょうか。
 このGoogleと提携してスタートページを提供というのが、どの程度の提携企業まで許されるのか良く分かりませんが、NetvibesPageflakesのようにゼロから技術開発しないで済むことを考えると便利な仕組みですね。

 この手の取り組みが他の企業でも行われるようになるのか、一つ今後の注目点といえそうです。


【potaの主な機能】
・パーソナルポータル機能
 複数のコンテンツを画面上に並べて表示することができる
 ドラッグ&ドロップで配置を変更することができる
 GmailのIDで利用することができる
 
・アプリケーション機能
 fenrirが開発した専用モジュールを利用することができる。
 APIを活用して開発された複数のコンテンツを利用することができる。


【potaの概要】
運営:fenrir株式会社 (日本)
開始:2007.4.2
収益:広告?


【potaの画面イメージ】
pota.png

Zimbra Desktopの詳細レビュー記事がMYCOMジャーナルに掲載されていました。

 先日紹介したZimbra Desktop
 実は上手く試すことができなかったのですが、詳細のレビュー記事がMYCOMジャーナルに掲載されていました。

 詳細は記事を見ていただければと思いますが、「Zimbra Desktopという存在は、AjaxがWebサイトで稼動するのではなく、アプリケーションとして配布されるという、あらたな時代を感じさせてくれる。」と締めくられているとおり、Zimbra Desktopが単なるデスクトップアプリではなく、細かい連携が模索されていて目指している方向がかなり高いところにあるのがうかがえます。
 
 Zimbraについては、なぜか日本ではそれほど知名度がまだないのですが、そのアプローチ自体も目が離せない企業であることは間違いなさそうです。


【ハウツー】新時代のWebアプリケーション"Zimbra Desktop"を解剖する (1) Zimbra Desktop - サーバと同期するAjaxメールクライアント (MYCOMジャーナル)

「Zimbra Desktop(以下Desktop)は、米ZimbraのWebコラボレーションサーバ「Zimbra Collaboration Suite(ZCS)」にリモート接続してZCSとアドレス帳データを同期させたり、メールを送受信したりするアプリケーションだ。名前こそ "Desktop"と付いているが、いわゆるデスクトップアプリではなく、Webアプリというべきものになっている。現状はα版なので、機能や動作もまだ十分とはいえないが、Ajaxをアプリとして配布するという新たな時代を感じさせてくれる。」

2007年4月 2日

カレンダーソフト・デスクトップカレンダーのレビューの一覧

workstylememo.gif ワークスタイル・メモでレビューや紹介をしたカレンダーソフト、スケジュール管理ソフトの一覧です。
他に面白いサービス、参考になりそうなサービスがあれば、是非教えてください。

■カレンダーソフト・デスクトップカレンダー

  サービス名概要  収益
モデル
対応OS
calgoo_logos.png Calgoo

GoogleカレンダーやOutlook、ソーシャルカレンダーと連携できるカレンダーソフト。ToDo機能もある。

 無料、広告?Windows 
gcalwin_logos.png GCal.Win
Googleカレンダーをオフラインでも利用できるカレンダーソフト

 無料Windows 
googledesktop_logos.png GoogleDesktop

Googleカレンダーと連携するGoogleガジェット


 無料Windows
yahoowidget_logos.png
Yahooウィジェット


Yahooカレンダーと連携できるYahooのウィジェット

 
 無料Windows
Mac 
multischeduler_logos.png
マルチスケジューラ

Outlookと同期、Googleカレンダーや、ソーシャルカレンダーの取り込みが可能なスケジュール管理ソフト。ToDo機能もある。

 無料
(有料サポあり)
Windows 
c2talk_logos.png C2Talk

様々なカレンダーを取り込むことができるソーシャルカレンダーソフト。アプリケーション機能もある。

 無料、広告?Windows
Mac
spanning_sync_logos.png SpanningSync

GoogleカレンダーとiCalを同期させることができるソフト

 
有料 

Mac


オンラインカレンダーのレビュー一覧はこちら
   

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