Pandoがコンテンツ配信サービスに参入していたようです
以前このブログでも大容量ファイル転送サービスとして紹介したPandoですが、「P2Pとかその辺のお話」によると、コンテンツ配信サービス(CDN)に参入していたようですl。
似たようなサービスであるRed Swooshがコンテンツ配信サービスのAkamaiに買収されたりもしていますから、流れとしてはこういうことなのかもしれませんね。
最初からコンテンツ配信を目指したP2Pファイル共有サービスのほとんどは訴訟によって消えていきましたが、ビジネスやプライベートなグループでのファイル転送をベースとしたサービスがいつのまにか利用者を増やしてコンテンツ配信サービスに展開していくというのは皮肉な話ですね。
まぁ、AllPeersやFolderShareのように最初からクローズドグループを前提としているファイル共有ソフトと、Red SwooshやPandoのようなオープンなファイル転送を前提にしているソフトはそのつくり自体も違うとは思いますが。
ちなみにPandoの利用者は、すでに1000万人を突破しているようですね。
ラテンアメリカで人気のP2Pアプリになっているということのようで 「スペインの雑誌では、FireFoxやAIMと並んで、マストアプリケーションだとして紹介している」とのこと。
すごいです。
市場のサイズとしては当然単なる大容量ファイル転送よりもコンテンツ配信の方が大きいですから、今後のPandoはJoost的なサービスとして認識されるようになるのかもしれません。
※Internet Watchにも記事が掲載されていたようです。
アクセス増えたらP2Pに切り替え、米Pandoがコンテンツ配信の新サービス
「あらかじめ断っておくと、これは先月のニュース。このPandoのCDNへの参入について、日本ではInternet Watchが報じているのだけれども、なんとなく見過ごしていた。アクセス増えたらP2Pに切り替えかぁ程度に思ったくらいだったと思う。で、先日、たまたま調べごとをしていたところ、このInternetWatchの記事を再び目にしたのだけれども、そのときにPando Publisherのページにリンクが張られているのを見つけ、何の気なしに覗いてみたら、これがまた面白そうな話だったよ、というお話」
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