サイバーエージェント、ミニブログ「Amebaなう」開始へを読んで。
サイバーエージェントがマイクロブログ(ミニブログ)サービスへの参入を発表して話題になっていたようですね。
(Twitter上で一番盛り上がっていたのは、Amebaなう発表自体よりも、サイバーエージェントの藤田さんが自ら「タイミングがわるい」と認める「オリジナルを創りだす」というタイトルのブログ記事がらみだったみたいですが。)
Twitterでは「Amebaなう」への批判的な意見が多かったような印象もありましたが、個人的には実はサイバーエージェントおよびアメブロが、日本のマイクロブログサービスでの成功に一番近い所にいるんじゃないかと思っています。
以前、「twitter night vol.3のプレゼン資料を間違えて作ってしまったので(涙)公開します。」という記事で紹介した、プレゼン資料を作っていたときにも思ったのですが。
アメブロは、Twitterが日本でカバーすべき二つの領域でバッティングします。
一つ目が下記の図で強調したかった、モバイルによるリアルタイムなコミュニケーションプラットフォームとしての陣取り合戦。
米国では、TwitterはiPhoneのブレイクと共に、モバイルで利用するメインのコミュニケーションプラットフォームの座を見事に射止めたわけですが。
実は、日本ではアメブロのような日記系ブログであったり、mixi日記であったり、いわゆるケータイで利用できるモバイルのプラットフォームがすでに普及しています。
この辺は、以前に「日本のウェブは遅れているのではなく、急速に進みすぎたのではないかという仮説」という記事でも書いたのと同じ話です。
mixi日記はクローズドという性質があるため、米国のFacebookとTwitterのように、ある程度マイクロブログとSNSで棲み分けが為される可能性はあると思います。
ただ、アメブロはTwitterと同じくオープンなコミュニケーションなプラットフォームですし、お互い主戦場はケータイでありモバイル。
間違いなく両社は正面衝突するコースの上に乗っているわけです。