Pandoは、P2P技術を活用したファイル転送ソフトです。
TechCrunchで既に利用者数が150万人を超えているという記述があったので、レビューしてみました。
P2P技術を活用しているファイル転送ソフトといえば、以前にAllPeersやFolderShare、Zaprなんかをレビューしましたが、FolderShareやAllPeersがファイルやフォルダの共有機能を提供しているのに対し、Pandoはファイル転送のみに特化したアプリです。
使い方は簡単で、ソフトをインストールして送りたい相手のメールアドレスを入力してファイルを送信するだけ。
1GBまでなら複数のファイルを添付できるだけじゃなく、フォルダ単位での送付も可能です。
ファイル自体はPandoのサーバーにアップロードしてそれをBitTorrentの技術でダウンロードする仕組みになっているようで、自分の端末が起動していなくても相手はファイルを受け取ることができるようです。
Zaprに比べると、相手もソフトをインストールする必要があるのがネックですが、それでも150万登録まで利用者が増えているのは、やはり使い勝手が良いからでしょうか。
さらに最近、メールに対して送信するだけでなく、ウェブにダウンロード用のリンクを貼り付けることも可能になったようです。
RSSにも対応しているので、ビデオポッドキャスティングなど、大容量のファイル配信で配信コストに困っているところで利用できるのではないかと歓迎されているようです。
日本ではあまり利用者がいない気がするであまり使えないかもしれませんが、すでにOutlookやYahoo Messenger用のプラグインもあるなど、今後が注目されるソフトです。
(ちなみに社内でテストしてみたところ、意外に転送時間がかかりました。TechCrunchでは早いと書いてあったのでプロキシ環境だと時間がかかるのかもしれません。)
【Pandoの機能】
・ファイル転送機能
メールアドレスを指定してファイルを転送することができる(ファイルサイズは1GB) 複数のファイルやフォルダを転送することもできる
IMにアドレスを貼り付けて転送することもできる
・ウェブアップロード機能
ウェブにファイルダウンロード用のバナーを貼ることができる
ファイルにパスワードをかけることもできる
・その他
RSSでファイルを取得することもできる
【Pandoの概要】
運営:Pando Networks, Inc (New York, NY)
開始:2005.6.22
収益:バナー広告?
従業員数:16名