TeamDirection for Groove (Groove用プロジェクトツール)
TeamDirectionは、GrooveやSharepointと連携して動作するプロジェクト管理ツールです。
先日のソーシャルビジネスアプリケーションの記事を読んで気になったのでレビューしてみました。
私が試したのはGroove用のバージョンですが、有料で販売されているだけに非常に完成度の高いソフトです。
単純にいってしまうとマイクロソフトプロジェクトの機能が、そのままGrooveの中で再現されているような印象です。
個人的には、全てのプロジェクトメンバーがこの手のプロジェクト管理ソフトでガントチャートを見ながら作業をすると言うのはあまり現実的ではないのではないと思っているのですが(そのためプロジェクトAでは、プロジェクト管理画面とToDo画面を連携させています。)、リーダーが作成したガントチャートをメンバーと手軽に共有できるのは便利そうです。
料金的には、Grooveを購入した上に、更に100$以上するTeamDirectionのライセンスを購入する必要があるので、お金持ちの企業向けではあります。
ただ、マイクロソフトプロジェクトのデータをインポートすることもできますし、マイクロソフトプロジェクトの共有サーバーを設置するコストを考えれば割安と考えることもできます。(TeamDirection for SharePointは1ライセンス199$+サポートが40$です)
BasecampやZoho ProjectのようないわゆるWeb2.0系のプロジェクト管理ツールとは、ターゲットもコンセプトも違う商品ですが、この価格で既に300社以上に販売実績があるようで、米国のプロジェクト管理ツール市場の幅広さを感じます。
ちなみに試していませんがMindManagerとも連携させることができるようです。
【TeamDirectionの主な機能】
・パーソナルポータル機能
関連しているプロジェクトの状況を表示することができる
自分のToDo一覧を表示することができる
自分のマイルストーン一覧を3ヶ月分一覧できる
企業名と個人名等でコンタクト情報を入力することができる
・プロジェクト管理機能
タスク名、担当者、開始日・終了日、作業期間、優先度などを設定できる
作業期間は日、時間、分を選択できる
進捗度を%で入力することができる
タスクの依存関係を設定することができる
・ガントチャート機能
タスクの進捗をガントチャートで表示することができる
ドラッグでタスクを変更することができる
ドラッグでタスクの進捗を変更することができる
日/週/月の単位で表示することができる
・ミーティング設定機能
ガントチャート上にミーティングを設定することができる
ミーティングをOutlookと同期させることができる
・マイルストーン機能
マイルストーンを設定することができる
マイルストーンとタスクの依存関係を設定することができる
・共有機能
Grooveのワークスペースにメンバーを招待してデータを共有することができる
・その他
データの編集履歴を表示することができる
タスクやミーティングにファイルを添付することができる
タスクやミーティングに掲示板(ディスカッション)をリンクさせることができる
メンバーのオンライン状況を確認できる
メンバーにメッセージを送ることができる
【TeamDirectionの概要】
運営:TeamDirection, Inc (Bellevue, WA)
開始:2002.10?
顧客数:300社に33,000ライセンスを販売
収益源:有料版(1ライセンス129$~ 60日間の試用期間有)
【TeamDirectionの画面イメージ】
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関連タグ:プロジェクト管理 , Groove , TeamDirection ,
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コメント
Aligatou Gozaimashita
投稿者: John Milan | 2006年10月28日 02:17