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2007年3月30日

Google Packに無料のセキュリティソフトが追加

google_logo.gif  Googleが提供するGoogle Packというソフトウェアパッケージに、無料のセキュリティソフトが追加されたようです。

 個人的にも以前「Googleが次に破壊する市場はどこか」なんて記事で、アンチウィルスソフト市場とかにGoogleが無料ソフトで参入するのではないかなんて想像をしていたりしたので、記事を見て「Googleがセキュリティソフトを開発したのか!?」と思ってしまいましたが。
 何のことは無いSymantecのセキュリティツールと、PC Toolsのスパイウェアの無料版をセットに含めたという話のようです。

google_pack.png

 Google Packのダウンロード数がどれぐらいあるのか想像できませんが、まぁ無料版を配布しているソフトウェアメーカーとすればGoogleのお墨付きでソフトウェアを配布できるわけですから、お金を払ってでも並べてもらいたい場所と言えるかもしれません。

 それにしても、着々とここのラインアップも増えているようですから、PC購入後にGoogle Packをインストールすればとりあえず必要なソフトは全部揃うという時代になるのも、それほど遠い先ではないかもしれません。


ITmedia Biz.ID:Google Packに「更新無料」のセキュリティツールが追加

「米Googleは、無料で提供するWindows向けソフトウェアセット「Google Pack」にセキュリティソフトとスパイウェア対策ソフトを追加した。
 Google PackはGoogle Earth、Picasa、Google Desktop、Google ToolbarなどのGoogle製品と、FirefoxやAdobe Readerなどのサードパーティー製ソフトウェアをまとめて提供するもので、共通のインストーラGoogle Updaterで一括導入し、アップデートも管理できる。」

Skype最新版の3.2には、PayPalとの連携機能が追加(でも日本未対応)

 Skypeの3.2ベータが公開されたようです。

 何と言っても今回の目玉機能はSkypeとPayPalが連携して、SkypeからPayPal経由でお金のやり取りができる機能。
 eBayがSkypeを買収したときに、一つの噂としてよく指摘されていた点ですが、いよいよ実装になったようです。

 で、早速使ってみようと思ったのですが。
 残念ながらこの機能は現在のところ日本未対応。

skype_paypal.jpg

 てっきり、最近のPayPalサイトの日本語対応はこの布石かと思ったのですが、やはりまだ法的な問題があるのでしょうか。
 何だかiTunes Storeのビデオ対応といい、今回のPayPalといい、やっぱり日本はネット後進国なのかと思わされる瞬間です。

 個人的にはPayPalは結構使うので、早く日本でも使えるようになって欲しいものですが、やっぱりしばらくかかるのでしょうか・・・


Skype 3.2ベータ for Windows公開 - Skype 日本語ブログ

「昨夜付けでWindows版Skype 3.2ベータが公開されました。ダウンロードはこちら。ベータ版であることをご承知のうえ、自己責任にてご利用ください。同時にバージョン3.1のアップデートも出ていますので、アップグレードしましょう。」

Googleノートブックが日本語対応

google_logo.gif 以前レビューしたGoogle Notebookですが、日本語対応したようです。

 Google Notebookの場合、実際には使い方を覚えればそれほど言語は関係ない気がするので、日本語対応していないのをあまり意識していませんでしたが、やはり実際に日本市場で使われるためには日本語化は必須ですね。

 ちょっと見ないうちにユーザーインターフェースも、お洒落になっている気がします。

google_notebook_ja.png
 
 Google DocsGoogle Calendarなんかと比較すると、あまり目立つサービスではないのですが、この手の周辺サービスも着々と改善されている感じがするのが、さすがGoogleというところでしょうか。


Google ノートブックが日本語化--英語に加え17カ国語に対応 - CNET Japan

「Googleは3月29日、ウェブページの内容にメモを加えて保存できる「Google ノートブック」のメニューなどを日本語化した。これまでの英語に加えて、ドイツ語、中国語などを含む17言語に対応し、今後も多言語化を進めていく。」

2007年3月29日

Googleカレンダー連携ソフトのCalgooも着々と進化中

calgoo_logo.png Calgooからのメールで気が付いたのですが、Googleカレンダー連携ソフトのCalgooが知らないうちに結構進化しているようです。

 対応するアプリにGoogleカレンダーだけでなく、Google Apps For Your Domainが追加されているのはまぁ良いとして。
 Outlook同期にも対応しているようですし、iCal形式のソーシャルカレンダー対応もしているほか、ToDo機能なんかも追加され、プロキシ対応もしているようです。

calgoo_outlook.png

 最初使ってみたときには、いかにも手作り感満載であまり使い勝手がよくなかった印象がありますが、ウェブサイトもお洒落になっていて、結構ちゃんと継続して開発をしているようです。
 最近はiCalとGoogleカレンダーを連携させるSpanning Syncが有料販売されたりとか、してましたから、この手のオンラインカレンダーとオフラインの同期ソフトの分野は意外にニーズがあるのかもしれません。

2007年3月28日

プロジェクト管理ソフトの「3つの落とし穴」をBizIDに投稿しました

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。

 今回は、プロジェクト管理ソフトを導入する際のよくある失敗についてご紹介しました。
 何かの参考になれば幸いです。

ITmedia Biz.ID:プロジェクト管理ソフトの「3つの落とし穴」

 ※記事へのアドバイスや感想など、フィードバックはこちらに是非コメントお願いします。

Netvibesの最新版は何と80ヶ国語に対応

netvibes_logo.png ちょっと前のニュースになりますが、スタートページのNetvibesが、結構大幅なバージョンアップをしていたようです。
 Netvibes Readerという専用のRSSリーダーが大幅に機能強化されたほか、Netvibes2Goというモバイル対応のサービスがベータ公開されたり、共有機能が追加され、フィードやモジュールをメールやIMを通じて送ることが可能になったりと、その機能追加も意欲的。
 さらに新たに30ヶ国語が追加され、80ヶ国語以上に対応するサービスとなったそうです。

netvibes_lang.png

 まぁ、スタートページはサービスとしてはシンプルなので、それほど翻訳すべき部分はないですから翻訳しやすいのは分かりますが、80ヶ国語以上というのは凄いですね。
 それだけ多くのファンがいるということでしょうか。   
 いまだにビジネスモデルは良く分かりませんし、このサービス単体で生きていけるとは思えないのですが、Google Personalized HomepagePageflakesのようなライバルに一歩リードしている印象もありますし、買収されるとしたらさぞかし良い値段がつきそうな印象です。


Netvibes Launches "Coriander Edition" - a SUPER Personalized Homepage
「Netvibes, one of the leading 'personalized homepage' products on the market, today officially released its new version - nicknamed the "Coriander Edition". 」

Google Personalized Homepageにテーマ機能が追加

google_logo.gif  CNETでGoogle Personalized Homepageに背景画像が選択可能になったという記事を見たので早速試してみようと思ってアクセスしてみたのですが、メニューが出てきません。

 と思ったらまだ英語版のみの対応のようですね。
 言語設定を英語にしたら出てきました。 

Google_Personalized_Homepage5.png

 確かになかなか良い感じです。
 現在は6つのテーマが用意されていますが、将来的にはこれも一般の人が開発できるように変わるのでしょうか。

 最近はNetvibesとかPageflakesとか独立系のスタートページが注目されていますが、その際に良くポイントとして指摘されるのが Google Personalized Homepageに比べてお洒落であること。

 Googleは他のサービスではあまりテーマ機能的なものは取り組んでいる印象がありませんが、ここでGoogle Personalized Homepageにテーマ機能を追加したというのは、Googleとしても早く対応する必要性を感じたというところでしょうか。
 Google Personalized HomepageはGoogle Calendarとか、Google Docsなどとシームレスな連携ができるので、やはり強いはず。
 
 もし、独立系のスタートページの人気がお洒落さにあるのであれば、Google Personalized Homepageのテーマ機能は案外ボディブローのように効いてくるかも知れません。


「Google Personalized Homepage」で背景画像が選択可能に - CNET Japan

「Googleが「Google Personalized Homepage」で、自分のページをパーソナライズできる画像を6種類のテーマ(Classic、Beach、Bus Stop、City Scape、Sweet Dreams、Tea House、Seasonal)で提供している。」

2007年3月27日

無料オンラインストレージのレビュー一覧

workstylememo.gif ワークスタイル・メモでレビューをした無料で使える大容量オンラインストレージやファイル転送サービスのレビュー一覧です。


他に面白いサービス、参考になりそうなサービスがあれば、是非教えてください。

■大容量オンラインストレージ

  サービス名概要 ファイルサイズ
制限 
ストレージ容量
Alexa順位
(2007.3時点)
yousendit_logos.png YouSendIt

大容量ファイル転送サービスとして有名。
登録者数は300万人を超える。

無料100MB(7日間)
有料2GB(14日間)
制限なし?
464位
megaupload_logos.png
MEGAUPLOAD

香港を拠点とする大容量オンラインストレージサービス。日本語のサービスも提供されている。

500MB(90日間)
無料50GB
有料200GB
14位
rapidshare_logos.png
Rapidshare


ドイツを拠点とする大容量オンラインストレージサービス。保存容量の上限が無制限というのが特徴

無料100MB(45日間)
有料100MB(無制限)
無制限
21位
mediafire_logos.png
MediaFire

完全無料で、無制限のオンラインストレージサービス。

無制限
無制限
445位

filetruck_logos.png FileTruck
日本で開始されたファイル転送サービス。 1GB(3日間) 1GB? 1,469,609位 
omnidrive_logos.png
Omnidrive

オーストラリアを拠点とするWeb2.0的オンラインストレージサービス。
無制限?
無料1GB
有料50GB
68,957位
openomy_logos.png
Openomy


タグ分類を活用しているオンラインストレージ


無制限?
1GB
220,317位

ファイル共有ソフトのレビュー一覧はこちら

日本のファイル転送サービスの一覧はこちら

 

glucose nano (ブックマーク数を自動表示するウィジェット)

glucose_nano1.png glucose nanoは、RSSリーダーで有名なglucoseが新たにリリースしたウィジェットです。
 面白そうなのでレビューしてみました。(CNETにも記事が出ています。)

 glucoseというとRSSリーダーの印象が強いですが、glucose nanoは、RSSリーダーではなく、ソーシャルブックマークのウィジェットです。
 クライアントソフトをインストールすると、小さなソフトウェアが常時起動し、自分が閲覧しているブラウザのページの、del.icio.us、はてなブックマーク、livedoorクリップのクリッピング数と、タグ一覧を表示してくれます。

 単純にはそれだけの機能ではあるのですが、自分も良く記事を見たときにその記事がどれぐらい他の人にクリップされているのか、わざわざクリップ動作をして調べたりしているので、この仕組みは面白いと思います。

 ウィジェットは常に前面表示することも可能な上、サイズや透明の度合いを好きなように変更することができるので、ブラウザの右下なんかに常に表示しておくのもアリかもしれません。

 まぁ、ソーシャルブックマークだけなら、ブラウザのツールバーなりプラグインで良い気もしますが、今後様々なアプリに対応していく模様。
 クライアントソフトならではの機能が追加されると想像されるので今後が楽しみなアプリケーションです。


glucose_nano2.png【glucose nanoの機能】
・ソーシャルブックマーク表示機能
 ブラウザで閲覧しているページのブックマーク数を表示することができる
 各SBMの追加画面を呼び出すことができる
 各SBMのタグ関連記事を検索することができる

【glucose nanoの概要】
運営:有限会社グルコース
開始:2007.3.23
収益:無料?

【glucose nanoの画面】
glucose_nano.png

Zimbra Desktopで Zimbraのオフライン利用が可能に

 Zimbraをオフラインで利用できるようにするためのZimbra Desktopというクライアントソフトのアルファ版が公開されました。
 
 クライアントソフトはインストールするのですが、実際に利用するのはブラウザインターフェース。
 オンライン版と同じ使い勝手をローカルでも実現する仕組みのようですね。

zimbra_desktop.png

 PC上で動作しているソフトのUIにブラウザを使うという意味では、アリエルのプロジェクトAやマルチスケジューラも似たような仕組みではあるのですが、さすがZimbraはクロスプラットフォーム (Windows、Mac、Linux)かつクロスブラウザ (Firefox、IE、Safari)対応。
 すでにZimbraの利用者数は1300社、600万人を突破しているそうですから凄いです。 


Zimbra、オフライン対応のウェブメールソフトをリリース - CNET Japan

「電子メールソフトウェアを開発する新興企業のZimbraは米国時間3月25日、オンラインおよびオフラインで動作するウェブ電子メールソフトウェア「Zimbra Desktop」のアルファ版をリリースした。」

2007年3月26日

ブログ読者アンケートにご協力お願いします。

workstylememo.gif 現在、このワークスタイル・メモも参加しているAMNが中心になり、ブログ読者アンケートを実施しています。
 
 普段、このブログでは、どんな方がブログを読んでいるのか分からずに自分の興味があることばかり書いていますが、今回のアンケートを今後の参考にさせていただければと思っています。
 
 簡単な無記名のアンケートになりますので、是非ご協力ください。
 
 →ブログ読者アンケートのフォームはこちら

FileTruck (日本発の大容量ファイル転送サービス)

filetruck1.png FileTruckは、1GBまでのファイルを無料で転送できる大容量ファイル転送サービスです。
 サービス開始のリリースを見たので早速試してみました。

 FileTruckは、サービスが開始されたばかりということもあり、これまでにレビューしたYouSendItや、RapidShareMediaFireなんかと比較すると非常に基本的なファイル転送サービスです。
 まぁ、日本語でサービス提供されているものの中では1GB無料というのはインパクトがありますが、Megauploadなんかは日本語もある上に、500MBまでのファイルが最大50GBまで保存できますし、保存期間は90日。
 FileTruckは1GBまでですが3日間ですから、今のところはこの基本機能だけで比較するとまだまだ機能不足の類似サービスどまりというところでしょうか。

 ユーザー登録をしないと利用できないのも、敷居をあげる結果になっていそうです。

 ただ、日本のファイル転送サービスでは宅ふぁいる便以外にこれという企業が無いのも現状ですから、サービス開発次第では良いポジションを取れそうな気もします。

 また、興味深いのは、サービスの開発会社がピアミージャパンという、もともとP2P技術を活用したSkypeライクなソフトフォンを開発していた企業であること。
 現状のFileTruckは、単純に宅ふぁいる便等と同じサーバー転送になっていますが、今後PandoFolderShareAllPeersのようにクライアントソフトと連携したサービス構成を目指していくというプランもあるのかもしれません。


filetruck3.png【FileTruckの機能】
・ファイル配信機能
 無料で1GBのファイルを転送することができる
 アップロード容量には制限が無い。
 10人までのファイルを同時に転送することができる
 3日間ファイルは維持される。

・アドレス帳機能
 メールアドレスを一覧で登録しておくことができる
 

【FileTruckの概要】
運営:ピアミージャパン株式会社
開始:2007.3.22
収益:無料?広告?


【FileTruckの画面】
filetruck2.png

Yahoo! Widgets4がリリース

 米国で、Yahoo! Widgets4がリリースされたそうです。
 Yahoo!ウィジェットについてはデスクトップカレンダーを以前レビューしたことがありますが、どうもメモリーの消費量が大きいので最近は全く使っていませんでした。

 最新版は高速かつメモリ消費量が少ないということなので、そのうちまた試してみようかと思います。


米ヤフー、「Yahoo Widgets 4」をリリース - CNET Japan

「Yahooは米国時間3月22日、同社のウィジェットソフトウェアの最新版「Yahoo Widgets 4」をリリースした。Yahooによると、新版は前の版に比べ、高速かつメモリ消費量が少ないという。ウィジェットとは、デスクトップ上で実行可能なミニアプリケーションのこと。」

日本でもGoogle Apps Premier Editionを全社導入する企業が登場

google_logo.gif リアルコムが、Google Apps Premier Editionを全社導入することを決めたそうです。

 まぁ、そもそも自社サービスをGoogle Apps Premier Editionと連携させることが前提で、社員数も70名ですから、それほど規模の大きい話ではありませんが、取締役の吉田さんがZDNetでGoogle Apps Premier Editionの動向を分析していましたから自然な流れというところでしょうか。
 (背景や規模についての詳細の説明もアップされています。)

 Googleの利用事例ページでは、すでに米国では、Procter & GambleやGEなど、そうそうたる企業が導入を決めていることがアピールされていて、導入決定者の動画なんかも公開されています。

 こういった動きが今後日本でも出てくるのかが注目されるところです。


リアルコム、ソフト製品群をGoogle Appsに対応へ--全社導入を決定 - CNET Venture View

「リアルコムは3月22日、Googleが提供するソフトウェアサービス「Google Apps Premier Edition」の連携ソリューションとして、「REALCOM KnowledgeMarket EnterpriseSuite」などの既存ソフトウェア製品のGoogle Apps対応版を開発中であると発表した。」

2007年3月24日

dodgeball.com (携帯の位置情報を使ったGoogleのソーシャルサービス)

dodgeball1.png dodgeball.comは、Googleが運営する携帯専用のソーシャルソフトサービスです。
 TechCrunchに先日レビューしたTwitterとdodgeball.comがSXSWで注目されたと書かれていたので、調べてみました。

 残念ながら、dodgeball.comを利用するには米国の携帯キャリアじゃないと駄目なようなので、実際に日本で利用することができずレビューのしようがないのですが、イメージとしては携帯電話の位置情報をつかって友達と位置情報でつながるソーシャルサービスのようです。
 ITmediaの記事によると、携帯電話を使って外出先からテキストメッセージを送ると、10ブロック以内の距離にいる登録ユーザーにそれが届くんだそうで、たまたま近くにいた友達と気軽に出会えるサービスとして利用されているんだそうです。

 ちなみに、このサービスがGoogleに買収されたのは、実は約2年前の2005年5月。
 運営していた2人がGoogleと意気投合して買収にいたったみたいですが、日本でサービス提供されていないせいか、その後はそれほど注目されていなかった気がします。
 Twitterが盛り上がったのもあって、改めて注目されたという感じなんでしょうか。
 まぁ、サイトを見る限り、一日に何度もログインしているユーザーが結構いたりと、それなりには盛り上がっているようには見えますが・・・
 
 日本では使えないのでなんともいえないのですが、最近は日本の携帯電話もGPS標準装備が増えてきているので、位置情報を使ったサービスというのはもっといろいろできてきてよさそうな気がします。

dodgeball2.png【dodgeball.comの機能】 
・ソーシャル機能
 自分の居場所を携帯のSMSを通じて近くにいる友達に通知することができる
 他のTwitterユーザーを友達として登録することができる 


【dodgeball.comの概要】
運営:Google,Inc
開始:2005?
収益:無料?広告?


【dodgeball.comの画面】
dodgeball3.png

SynapseLifeもオークションで売りに出される

 TechCrunchによるとSynapseLifeがeBayのオークション送りになったそうです。
 
 SynapseLifeは「小型のツールを大量にバンドル」という売り文句でTechCrunchに紹介されて、2006年10月に始まったばかりのサービス。
 半年たらずでオークション送りということになります。

 やはり、特徴のあるサービスでないと、Zimbraとか強力な競合が多いこの分野のサービス開発競争に生き残るのは難しいということでしょうか。


 オークションに売りに出されたウェブサービスといえば、Kikoが記憶に新しいところですが、Kikoの落札価格は258100ドル
 AJAXで注目されたKikoに比べると、SynapseLifeは知名度が低い印象もありますので、どうなるのか気になるところです。
 現在のユーザーは4500人で、スタート価格は5万ドルだそうなので、興味がある方はどうぞ

synapslife_auction.png

 ちなみに、SynapseLifeについては過去にサービス前にエントリを書いて、サービスが始まったらレビューしようと思っていたのですが、すっかり忘れていました。
 で、何とコメント欄にわざわざ先方がサービス開始を書いてくれていたのに今気がつきました・・・すっかりスパムにまぎれて気づいておらず・・・実に悪いことをしたものです


TechCrunch Japanese SynapseLifeがeBayの競売に

「Synapse Corporate Solutionsが同社のオフィス・スイート 「SynapseLife」売却を決め、昨日(米国時間3/22)、eBayに売り広告を出した。これを以ってSynapseもデットプール送りとしよう。」

2007年3月23日

ThinkFreeも、将来のオンラインとオフライン同期を視野に

 TechCrunchに、ウェブオフィスアプリのThinkFreeに関する詳細の記事が掲載されていました。

 個人的には、ThinkFreeはGoogleの買収を断ったことだけが印象にあるのですが、Google DocsZoho Writerのような競合アプリでは難しい1MB以上のオフィス文書の取り扱いが可能だったりとサービスとしても優位性があるようです。

 さらに、オンラインアプリ以前から自社ソフトとして持っているデスクトップエディタを有効活用することで、オンラインとオフラインの文書同期を実現するプランもあるようです。

 そろそろ、オンラインオフィスサービスの差別化は、そういったオフライン環境との連携にポイントが移ってきそうな感じです。
 Googleがどうしてくるのかが注目というところでしょうか。


TechCrunch Japanese ThinkFreeアプリ、拡張・改善される

「ThinkFreeのCEO、TJ Kangが今日(米国時間3/20)、この後、Ajax WorldでAjaxアプリケーションとThinkFreeのオンラインの文書、スプレッドシート、プレゼンテーション用エディタなどの将来について語る。4月にThinkFreeは、アップロードされた文書、特にマイクロソフト〔オフィスの〕文書をより正確かつ効率的に処理できる新しいAjaxアーキテクチャーをリリースする予定だ。」

LingrがKikoメンバーが始めた新サービスに利用される

 CNETでブログを書いている江島さんが中心に開発していることでも有名なLingrですが、Kikoの創業メンバーが新たに始めたJustin.tvというサービスで、チャットのプラットフォームとして利用されているようです。

 Justin.tvの詳細はTechCrunchに記事がありますので、そちらをご覧いただければと思いますが、メンバーのJustinが「朝から晩まで毎日の暮らしをウェブカメラを通じて記録する」というリアリティ番組のオンライン版というもののようです。
 Diggなんかでも話題になっているようですが、そのサービスの一部をLingrが担っているというのは、すごいですね。

lingr_justin.png

 先日の梅田さんのライブイベントも盛況だったようですし、今後もLingrはいろんな使われ方が開発されていくような気がします。


CNET Japan Blog - 江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance:justin.tvがはじまりました

「日本ではまだカバレッジがほとんどないようなのですが、昨日、サンフランシスコでぶっとんだサービスが始まりました。Lingrとも縁の深い、justin.tvというサービスです。」

SugarCRMがプロジェクトマネジメントアプリを追加

sugarcrm.gif オープンソースをベースとしたCRMアプリで有名なSugarCRMがプロジェクトマネジメントアプリケーションを発表したようです。

 SugarCRMは、Salesforceのライバルとして注目されている企業で、すでに欧州で200社の顧客を抱えており、コアソフトウェアは世界中で150万回ダウンロードされているとのこと。

 CRMとプロジェクトマネジメントというのは、一見全く違うアプリケーションのように見えますが、顧客との案件管理や、顧客向けの提案などのプロジェクト管理など、実は相性が良いような気もします。

 SugarCRMは日本ではあまり知名度はないようにおもいますが、日本語化のプロジェクトもあるようです。


SugarCRM、プロジェクトプランニング市場へ進出 - CNET Japan

「SugarCRM(本社:カリフォルニア州クパチーノ)が、Linuxに対応する初の顧客関係管理(CRM)専門ベンダーとしての地位を確立してから3年後の2007年、プロジェクトプランニング市場に参入してきた。」

2007年3月20日

Twitter (今していることでつながるソーシャルサイト)

twitter.png Twitterは、ステータスでつながるソーシャルサイトです。
 メディア・パブに急激にトラフィックを伸ばしているという記事があったので、レビューしてみました。


 Twitterでできることは、基本的に自分が今何をしているか一行程度で表示すること。
 これだけです。
 Skypeのステータス部分のコメントや、Yahoo Daysの一言コメントを見たことがある人は、それと同じようなもんだと思ってもらえれば良いでしょう。

 要は、自分の今の状況や思いを、そのたびに書いていく、サービスです。

 そのこと自体は、どうってことないように聞こえるのですが、この一言コメントとSNS的な仕組みを組み合わせることで、興味深い現象が出てくるようです。
 友達登録した人がTwitterを更新すると、IMや携帯電話に通知を送ることができるようになっていたり、下記のような自分のTwitterコメントを表示できるブログパーツがあったりと、実は意外に多機能で、それにより、Twitter上のコメントからコミュニケーションが発生するような仕組みになっているようです。

 どうやらこのサービスが最近いきなりブレイクしたのは、SXSWでTwitterがBlogセクションの賞を取ったのが少なからず影響している模様。(SXSW専用のTwitterサイトも開設されていたようです
 Robert Scobleなどの有名ブロガーが、頻繁に自分が今どこにいるとか、○○について教えてくれといったことをTwitter上でやり取りしていたことも、きっかけになっているようです。

 まぁ、同じイベントに参加しているという文脈がないと、なかなかこれだけの盛り上がりは生まれないような気もするので、この盛り上がりがどれぐらい続くのか良く分かりませんが。


 人が何をしているかという情報は、一見あまり価値を感じないように思いますが、実は見せ方によっては面白い使い方ができるという事例にも思えます。
 ブログやニュースサイトのRSSも、Twitterの友人として登録してまとめて見る、なんて使い方も増えているようで、専用ソフトなんかも早速開発されているようですし、コミュニティの広がりは感じます。

 個人的には、Twitterに書き込んだこと自体が作業のログとして記録される点も、意外にライフハック的に使えたりするのではないかと思ったりします。また、技術的にはLingrが使っているCOMETなんかと相性が良いのではないかとも思ったり。


 ちなみにTwitterを開発したのはOdeoというポッドキャストサービスを開発していた企業なんですが、Twitterに集中するためにOdeoは売りに出されているとのこと。
 Twitterの開発者の側には、現在のサービスでは表現しきれていないような壮大なビジョンがあるのかもしれません。


twitter1.png【Twitterの機能】
・ステータス機能
 今何をしているか、ステータスを書き込むことができる
 ステータスのログが自動的に取られ、あとで振り返ることができる
 
・ソーシャル機能
 他のTwitterユーザーを友達として登録することができる 
 友達のステータスの履歴を一覧することができる
 自分のステータスを全員に公開することができる

・その他
 最新ステータスを携帯やIMに送信することができる
 ブログに自分のステータスや友達のステータス一覧を貼り付けることができる


【Twitterの概要】
運営:Obvious Corp (San Francisco,CA)
開始:2006.03?
収益:無料?


【Twitterの画面】
twitter2.png

2007年3月19日

WebEXがシスコに32億ドルで買収される

webex_logo.png もう古いニュースになってしまいましたが、先週WebEXがシスコに32億ドルで買収されるというニュースがありました。

 WebEXは日本では知名度がありませんが、世界的に有名なオンライン会議システムベンダーです。
 まぁ、テレビ会議とか、リアルタイムコラボレーションを実現するツールだと思ってもらえれば良いでしょう。

 まぁ、スカイプのビジネス向けみたいなイメージが分かりやすいかもしれませんが、ASP的にサービスが提供されており、中小企業を中心に人気のあるサービスです。

 何しろ買収金額が32億ドルというから凄いです。
 どれぐらい凄いかというと、Googleに買収されたYouTubeが16億5000万ドルですから、そのほとんど2倍。
 高すぎると批判されたSkypeですら基本は26億ドルでしたから、それより6億ドルも大きいことになります。
 (pop×pop経由で面白いグラフを知ったので転載します。)
Picture%2033-7.jpg

 ビジネス向けにしてもコンシューマ向けにしても、海外のM&Aは規模がでかいです・・・

シスコ、オンライン会議製品ベンダーWebExを32億ドルで買収へ - CNET Japan

「Cisco Systemsが、32億ドルを投じてオンライン会議製品ベンダーWebExの買収を計画している。両社が米国時間3月15日に明らかにした。
 企業間オンデマンドコラボレーションを実現する「WebEx」ソフトウェアとホステッドサービスは、Ciscoの「Unified Communications」製品群に組み入れられることになる。 」

Lotus Notes/Domino 8のパブリックベータが開始

ibm_logo.png 「Lotus Notes/Domino 8」のパブリックベータを発表されたようです。
 IBMは、このところエンタープライズ2.0的な取り組みとして、Lotus ConnectionsLotus Quickrをリリースしていましたが、何と言っても本丸はこの「Lotus Notes/Domino 8」になるはずです。
 
 製品版は2007年中旬ということなので気の長いプロジェクトではありますが、グループウェアの代名詞である「Lotus Notes/Domino 8」、今後どういう方向性になっていくのか気になるところです。


IBM、「Lotus Notes/Domino 8」のパブリックベータを発表 - CNET Japan

「IBMは米国時間3月15日、電子メールとコラボレーションソフトウェアを組み合わせた「Lotus Notes/Domino 8」のパブリックベータを発表した。」

Google Docs & Spreadsheets (GoogleのOfficeソフトサービス)

Google%20Docs%20%26%20Spreadsheets1.png Google Docs & SpreadsheetsはGoogleが提供するオンラインオフィスソフトとでもいうべきサービスです。
 レビューするのも今更ではあるのですが、UIも日本語化されたことですし、改めてレビューしてみました。

 Google Docs & Spreadsheetsは言ってしまえば、買収したWritelyと、自社開発のGoogle Spreadsheetsを足したサービスです。
 文書とスプレッドシートをまとめて一覧できる以外は、それぞれのサービスを個別に使うのとそれほど使い勝手は変わりません。

 しかし、やはり大きいのはこのサービスがGmailやGoogle Personalized HomepageGoogle Apps Premier Editionなどの、他のGoogleのサービスとシームレスな連携を始めているところでしょう。
 類似のオンラインオフィスサービスを提供しているZohoはオンラインストレージのOmnidriveと連携して類似の仕組みを提供しようとしていますが、やはりデータを預けるという意味でも、普段使うサービスという意味でも、Googleで一式サービスが揃ったときの影響力は大きいのではないかという気がします。

 ただ、ちょっと気になるのはサービスの開発ペース。
 以前にGoogle Spreadsheetsをレビューした際にグラフ機能が無いのが気になったのですが、見た感じ今のところも追加されていない気がします。

 やはり利用者が多いと、その分ベータとはいえ機能を反映するには時間がかかるということでしょうか。
 独立系のZohoがプラグインも含め比較的しょっちゅう機能追加している印象があったり、買収しようとして断られたThinkFreeの完成度なんかと比べると、ちょっと動きが遅くなっているような気がしないでもありません。
 (とかいっていると大きな機能追加がされたりするんですが)

 あと、やはりGoogle Docs & Spreadsheetsという名称は長すぎる気がしますね。
 パワーポイントでGoogle Presentlyなんて噂もありましたが、それが追加されてGoogle Docs & Spreadsheets & Presentlyになるとは思えないので、最終的にはGoogle OfficeとかGoogle Docsという名称に落ち着いたりするんでしょうか。
 まぁ、MicrosoftのOffice Liveにもそのうち類似の機能が追加されそうな雰囲気もありますから、この分野からは当分目が離せそうにありません。


Google%20Docs%20%26%20Spreadsheets.png
【Google Docs & Spreadsheetsの主な機能】

・文書作成機能
 リッチテキストファイルを手軽に作成することができる
 文字のサイズ、フォント、色、修飾等をすることができる
 リンクや画像の貼り付けをすることができる。
 HTMLのソースを表示することができる。
 文書の修正履歴を記憶し、前のバージョンに戻ったり比較したりすることができる

・スプレッドシート作成機能
 スプレッドシートを作成することができる
 文字サイズや文字修飾、文字色、背景色等を変更することができる
 表示単位を$や%等に変更することができる
 ソートをすることができる
 セルの結合や挿入をすることができる
 SumやAverageなどの関数を利用することができる
 一つのスプレッドシートの中に複数のシートを作成することができる
 スプレッドシートの修正履歴を記憶し、前のバージョンに戻ったり比較したりすることができる

・文書変換機能
 エクセルのデータやCSVをインポートすることができる。 
 エクセルのデータやCSVやhtmlでエクスポートすることができる
 ワードの文書をそのままHTMLに変換することができる。 
 
・ポータル機能
 自分の文書やスプレッドシートを一覧で表示することができる
 タグや☆印などを追加して管理・検索することができる

・共有機能
 他のメンバーとファイルを共有することができる
 権限を付与したメンバーとファイルを共同編集することができる
 メンバーに対してメールを送付することができる。
 インターネット上に文書を公開することができる

・その他
 ブログに文書を直接ポストすることができる
 ブログにスプレッドシートを出力することができる


【Google Docs & Spreadsheetsの概要】
運営:Google
開始:2006.10.11?
収益:特に無し?


【Google Docs & Spreadsheetsの画像】
Google%20Docs%20%26%20Spreadsheets2.png

2007年3月16日

パーソナライズドポータルのシェアは結局My Yahooがダントツ

yahoo_logo.png ここしばらく新サービスをレビューしてきたパーソナライズドポータルやスタートページ市場ですが、ComscoreのリサーチによるとMy Yahooがダントツのトップという結果になっているようです。
 TechCrunchに掲載されていたデータは下記のとおり。

My Yahoo 5,020万ユニークユーザー
My MSN 1,190万ユニークユーザー
Google IG 710万ユニークユーザー
My AOL 210万ユニークユーザー
My Netscape 70万ユニークユーザー

 Comscoreのリサーチ対象が米国だけなのかグローバルなのか良く分からないのですが、NetvibesPageflakesがまったく圏外なのが気になるところです。
 まぁ、Netvibesは1000万利用者がいるという話だったので、これは米国のデータなのかもしれません。

 やはり、この手の独立系のスタートページが盛り上がっているのはヨーロッパ市場ということなのでしょうか。
 それにしても、このデータを見る限りGoogleパーソナライズドホームページもMy Yahooの7分の1に過ぎませんから、あらためて一般利用者におけるYahooの強さを再確認させられるデータです。


TechCrunch JapaneseAjax利用のパーソナライズド・ページ概観

「ここ2年ほど、われわれはAjaxを利用したカスタマイズ可能なトップページ(パーソナライズド・ページ)を追ってきた。一時はこの種のサイトが毎週のようにローンチされていたものだ。」

Google Personalized HomepageにGoogle Talkガジェットが登場

google_logo.gif Google Personalized Homepage用のGoogleガジェットに新たにGoogle Talkガジェットが登場しました。

 ウェブブラウザでメッセンジャーを利用するサービスではmeeboが有名ですが、そういえばmeeboでもGoogle Talkをサポートしていますし、Google TalkにはGmailチャットなんかもありますから、今となっては何で無かったんだろうという気もしてきますが。
 やはりGoogle Talk利用者からすると、スタートページに表示できるのは便利ですね。

 こういうアプローチがNetvibesPageflakesなど一般のスタートページでAPIを通じて取れるのかどうか良く分かりませんが、やはり自社アプリと緊密に連携を取れるGoogleパーソナライズドホームの強みというところでしょうか。

 しっかりYouTubeにビデオがあがってますので、こちらもどうぞ。


ITmedia Biz.ID:Google TalkがGoogleガジェットに対応

「米GoogleのインスタントメッセージングサービスであるGoogle TalkがGoogleガジェットに対応した。Google公式ブログが3月14日、明らかにした。」

「ウェブデスクトップ」という名のウェブデスクトップサービスの実験をgooラボで開始

goolab_logo.png gooラボで「ウェブデスクトップ」という名称のウェブデスクトップサービスの実験が開始されたそうです。

 先ほどアクセスしてみたらサイトが落ちているようだったので内容は確認できていませんが、Startforceに続く日本語ウェブデスクトップサービスというところでしょうか。

 ちなみに、ちょうどStartforceのインタビュー記事がCNETに掲載されていましたが、こちらは英語版を近日中に公開する模様。
 やはりこの手のサービスは日本語だけの展開では、YouOSeyeOSのようなグローバルに展開するサービスと対抗するのは厳しいのではないかと思ったりもしますが、どうなるでしょうか。

 それにしても、サービス名称をウェブデスクトップという名称にしたのにはちょっとひっかかります。NTTグループは、過去にもホットスポットサービスもホットスポットという名称にしてみたり、一般呼称をサービス名にするのが好きなのは分かるのですが・・・
 

gooラボで仮想デスクトップ「ウェブデスクトップ」が開始 - CNET Japan

「NTTコミュニケーションズ(NTTコム)とNTTレゾナントは3月15日、gooで提供している実験サイト「gooラボ」にて、「ウェブデスクトップ」の共同実験を開始した。」

2007年3月15日

goowy (スタートページと連動するウェブデスクトップ)

goowy1.png goowyは、MacOSライクなウェブデスクトップサービスです。
 先日レビューしたスタートページのyourminisの開発企業なので、ついでにレビューしてみました。  このgoowyも、yourminis同様Flashベースでできたアプリケーションです。

 インターフェースはMacOSXをほうふつとさせるお洒落な画面で、カレンダーやチャット、メールなど、YouOSeyeOSなどの他のウェブデスクトップと同様のアプリケーションを利用することができます。
 さらにminisという機能も追加されていて、yourminisのウィジェットをgoowyからも直接表示、利用することができるようになっています。
 ウェブデスクトップにyourminisのウィジェットをかぶせて表示した画面などは、まさにMacOSX。よくできています。


 ただ、どうもAlexaのトラフィックを見る限り、やはりウェブデスクトップの方のgoowyは注目度を失っているように見えます。
goowy_graph.png

 ある意味他のウェブデスクトップに比べるとgoowyは、yourminisという形で早期にスタートページに転進をしたのが特徴と言えるのかもしれません。
 今後のウェブデスクトップとスタートページの関係を考える上でも示唆的なサービスです。


goowy3.png【goowyの主な機能】
・ウェブデスクトップ機能
 ブラウザの画面上にデスクトップ環境を構築することができる
 ドラッグ&ドロップで操作することができる
 複数のウィンドウを開くことができる

・アプリケーション機能
 APIを活用して開発された複数のアプリケーションを利用することができる
 ・メール
 ・ファイルエクスプローラ
 ・チャットソフト
 ・カレンダー
 ・スタートページ
 ・ゲーム等

・共有機能
 他のメンバーとファイルやフォルダを共有することができる
 他のメンバーとチャットをすることができる


【goowyの概要】
運営:goowy media,Inc (San Diego, California)
開始:2005.04?
収益:有料版(ストレージが1GBまで無料、5GB約5ドル予定?)


【goowyの画面】
goowy.png

2007年3月14日

GoogleカレンダーとiCalの同期を実現するSpanning Syncが公開

spanning_sync_logo.png Read/Write Webによると、Google CalendarとMacのiCalの同期を実現するSpanning Syncというソフトウェアが公開されたようです。

 iCalというMac専用のソフトですが、すでにベータ期間中に2万人近いベーターユーザーが集まっていたようで、ちょっとした話題になっていたようです。
 オフラインでGoogle Calendarを利用するソフトとしては、CalgooとかGcal.winとか無料のものがいくつかありますが、使い勝手がイマイチ。

 iCalならMacユーザーの間で定評がありますし、使い勝手も慣れている人が多いでしょうからメリットはありそうです。
 15日の試用期間の後、年25$のサブスクリプションか、65$の一括購入かを選択する形のようですが、Macユーザーにとっては結構良い買い物かもしれません。

 英語のサイトになりますが、ビデオのデモも公開されているので、Macユーザーの方はチェックしてみてください。
spanning_sync.png


Spanning Sync v1.0 Launches - Apple, Google Sync

「Spanning Sync v1.0, an application that provides two-way synchronization between Google Calendar and Apple iCal, has launched after seven months of development - including a four-month beta period.」


フレッシュリーダーの最新版にソーシャルブックマーク機能が追加

sidefeed_logo.png サイドフィードが提供するサーバーインストール型RSSリーダーのフレッシュリーダーがバージョンアップしたようです。

 サイドフィードのサービスについては過去にも「あとで読む」や「フレッシュミーティング」、「レビューポスター」等のレビューをしてきましたが、シンプルで使い勝手の良いサービスを次々とリリースしているのが印象的です。

 今回はフレッシュリーダーにソーシャルブックマーク機能が追加されるなど様々な機能追加がされている上、なんと個人利用が無料になっています。太っ腹です。

 ちなみに、インストール型はちょっと試すのが面倒で・・・という人は、オンラインデモで操作性を体験することもできるようです。
freshreader.png


サイドフィード、サーバインストール型フィードリーダーの最新版--個人利用は無料に - CNET Japan

「サイドフィードは、サーバインストール型フィードリーダーの最新版「フレッシュリーダーVer.2」の提供を3月14日に開始する。英語版「Fresh Reader Ver.2」も同時に提供を始める。」

2007年3月12日

MicrosoftがいよいよOffice LiveにOfficeサービスを追加予定?

 TechCrunchが、MicrosoftがGoogle SpreadsheetsZoho Sheetsの対抗製品となるサービスを開発しているのではないか、という記事を書いています。
 なんでもMicrosoftの社員のブログにそれらしい記述があったとのことです。

 Microsoftはすでに企業向けのウェブサービスセットとしてOffice Liveの提供を始めていますが、こちらは、いわゆるOfficeソフトのLiveサービスではなく、あくまでGoogle Apps for Your Domainに相当するサービスでストレージに近い印象。
 Google Apps Premier EditionがGoogle Docs & Spreadsheetsをサービスに入れてきたことを考えると、Microsoftとしても対抗するには類似のサービスが必要と考えるのは当然でしょう。
 
 そういう意味で、Microsoftが本格的にOffice系のウェブサービスを提供するということになれば、Office Liveが真の意味でのOffice Liveになるというところでしょうか。
 まぁ、ここには既存サービスとのカニバリが確実に存在して、Microsoftとしては悩ましいところですが、いよいよ放ってはおけなくなったということなのかもしれません。
 サービスの完成度が気になるところです。
 

TechCrunch Japanese MicrosoftがGoogle Apps/Zoho競合を開発中¸­

「Microsoftの目ぼしい新製品情報の出どころはだいたいが従業員の書いたブログ記事から。そして、ブログからその記事が削除された時こそが、そこに何が書いてあったかを調べなさいという重要な警報だ。たとえば、去年ここにMicrosoftがオンラインストレージの何かをやっていることを確認する記事を書いた。そして今日(米国時間3/8)もまたブログ記事が削除された(ただし今回のは改変されたブログ記事)」

BitTorrentの機能をFirefoxのプラグインにしたFoxTorrentのクローズドベータが開始

red_swoosh_logo.png 以前レビューしたRed Swooshから、FoxTorrentというサービスのクローズドベータの案内が来ました。
 
 なんでも作成中のサイトがリークされてdiggで話題になってしまったとの事なのですが、FoxTorrentは、BitTorrentとFirefoxを組み合わせてブラウザで手軽に大容量ファイルのダウンロードを実現するというものです。

foxtorrent_leak.png

 なんだか仕組み上は先日オープンソース化という道を選択したAllPeersと同じように聞こえますが、こちらはクローズドなファイル共有ではなく、シンプルにBitTorrentクライアントをFirefoxに組み込むことをターゲットにしているようです。

 ちょっと試してみた感じでは上手く動作しなかったのですが、BitTorrent用のダウンロードリンクから直接Firefoxでファイルをダウンロードするという感じのようです。
 ちゃんと動けばまぁ裏側の仕組みとしてはありな気がします。

 それにしても、Firefoxのプラグインだけで話題になるほど、Firefoxは盛り上がっているということでしょうか。
 どうもこの分野は日米で相当温度に違いがありそうです。


FoxTorrent: Another BitTorrent Firefox Extension | TorrentFreak

「An internal beta version of the extension is available at the RedSwoosh website (whoops! not that internal anymore). This release is semi-functional, but it gives you an impression of what the final version will look like.」

AllPeersがオープンソース化に踏み切る

 昨年話題になったFirefox用ファイル交換プラグインのAllPeersですが、その後思うように利用者が伸びていないようで、今回オープンソース化に踏み切るという選択をしたそうです。
 
 以前AllPeersをレビューした際にも、有料化のビジネスモデルが微妙というのは思っていたのですが、それ以前の問題で伸び悩んでいたようですね。
 この界隈は、オープンなものであればPandoとか、Red Swooshとか、クローズドなものであればFolderShareとかGrooveとか、ライバルが案外多い分野なので、まぁ最初の注目度だけでは乗り切っていけないというところでしょうか。

 オープンソース化によって状況が変わるのかどうか良く分かりませんが、今後Web2.0系ツールで上手くExitできなかった企業がオープンソース化するという流れは一つの選択肢となりそうです。
 

TechCrunch Japanese AllPeersがオープンソース化へ¸

「華々しくローンチした「AllPeers」だが、その後苦闘にあえいで泣かんばかりだ。だから、ソースコード公開に踏み切ったという今日のニュースは、降伏であるとともに、苦悩するスタートアップにとっていちるの望みでもあるといえる。」

Skype Primeで誰でも「有料通話サービス」が提供可能に

 最新版のSkypeに新しくSkype Primeという有料通話サービスが追加されたそうです。

 Skype Primeに登録すると、Skype同士の通話の際に通話相手に料金をチャージすることが可能になるとの事。
 つまり、誰でもSkypeを使った時間課金でのコンサルサービスとかサポートサービスを提供することができることになります。

 まぁ、一番簡単なのは出会い系のサービスではないかという気もしますが、事前登録が必要との事なのであまり無茶なことをするとサービスが停止されるような仕組みなのでしょう。

skype_prime.png

 Skypeを使ったオンライン通訳サービスとか英語教室を提供している人には非常に便利なサービスになることは間違いなさそうです。


ITmedia Biz.ID:Skypeでユーザーによる「有料通話サービス」が可能に

「米eBay傘下のSkypeは3月7日、最新版のSkypeに新機能「Skype Prime」を追加したと発表した。Skype Primeは、ユーザーが通話相手に料金を課す「有料通話サービス」を可能にする機能。」

2007年3月 8日

yourminis (ウィジェットをローカルでも利用できるスタートページ)

yourminis1.png yourminisはFlashを利用して開発されているスタートページサービスです。
 AdobeのEngageイベントでインパクトのあるデモをしたというのを聞いて、気になっていたのでレビューしてみました。

 スタートページとしての機能は、まぁ、人気のあるGoogle Personalised HomepageNetvibesなどの他のスタートページと比較すると普通ですが、後発だけあってデザインは一回りお洒落な印象です。

 ちなみに、このyourminisを開発しているのはgoowyというもともとYouOSeyeOSのようなウェブデスクトップサービスを開発していた企業。
 その影響か、ウィジェットの並べ方も、外のサービスのように自動で列に割り当てられるのではなく、ウィンドウを個別にサイズを変えて自由に並べることが可能と、ウェブデスクトップ的な作りになっています。

 また、Pageflakesと同様ウィジェットをブログに貼り付けられることができることも可能な上



For more widgets please visit www.yourminis.com

 下記のリンクみたいに、ページ自体を公開してウェブサイトに張り付けることも可能になっていて、なかなか興味深いところです。

 →公開されているページの例 

 ↓そのページを埋め込んだ例 (クリックしてみてください。)
yourminis.com Heads Up Display


 また、さらに大きな特徴が、Apolloという技術に対応している点。
 何でもApolloを利用するとFlash向けに書かれたアプリケーションがブラウザがなくても動かせるようになるそうで。
 Adobeのイベントでは、yourminisの画面上のウィジェットをそのままPCのデスクトップにドラッグするデモなんかが実施されたそうです。

 この機能を使えば、ブラウザ内のスタートページとPCのデスクトップの両方にyourminisのウィジェットを並べることができるようになるわけで。
 こうなると、もはやスタートページというよりは、YahooのウィジェットGoogle Desktopのウィジェットと競合する位置づけのサービスと言えるのかもしれません。
 いやいや、本当にスタートページって舐めていましたが奥が深いです。


yourminis2.png【yourminisの主な機能】
・パーソナルポータル機能
 複数のコンテンツを画面上に並べて表示することができる
 ドラッグ&ドロップで配置を変更することができる
 タブで複数のポータル画面を作成することができる
 ID登録をしなくても利用することができる

・アプリケーション機能
 APIを利用してウィジェットを作ることができる(予定)

・その他
 ページを公開することができる
 ウィジェットをブログ等に貼り付けることができる。
 Apolloを利用してPCのデスクトップにウィジェットを表示することができる


【yourminisの概要】
運営:goowy media, inc (San Diego, California.)
開始:2006.10
収益:無料?(アフィリエイト?)


【yourminisの画面イメージ】
yourminis.png

2007年3月 7日

「失敗しないプロジェクトに近づくための3つのヒント」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。

 今回は、前回の事例をもう少し身近な考え方に落としてみました。
 何かの参考になれば幸いです。

ITmedia Biz.ID:ちょっとだけ、失敗しないプロジェクトに近づくための3つのヒント

 ※記事へのアドバイスや感想など、フィードバックはこちらに是非コメントお願いします。

Webwag (素人でもウィジェットが作成できるスタートページ)

webwag1.png Webwagも、Netvibesと同様フランス発のウェブスタートページです。
 先日、メディアパブで紹介されていて気になっていたので、レビューしてみました。

 すでにGoogle Personalized HomepageNetvibesPageflakesと類似サービスを3つレビューしてきましたが、このWebwagも最初の印象はそれほど他のサービスと変わりません。
 ただ、現時点では特徴的な機能が二つあります。

 その一つがメディアパブで紹介されていたWidget on Demandという自前のウィジェットを誰でも簡単に作れる機能。
 新しいコンテンツを追加する際に、好きなサイトのエリアを選択して表示することが機能です。
 口で説明するのも難しいので動画にして見ました。


 これは普通の人にも、直感的に分かりやすく良い感じです。
 正直Webwagは他のスタートページに比べるとウィジェットのバリエーションにかける印象は否めないのですが、この機能でカバーというところでしょうか。
 
 また、もう一つの特徴がWebwagツールバーという、専用のツールバー。
 自分が使っているのがFirefox2.0のため、動作を確認することができなかったのですが、ブラウザを完全にWebwag向けにカスタマイズするという意味で、これまた興味深いアプローチです。

 他にもGoogle Mapを使って利用者のマッピングをしたりというのも面白いです。


 ちなみに、このWebwagを設立したのは、Franck Poissonという人なのですが、何でもGoogleフランスを立ち上げた人物とのこと。
 GoogleにはGoogleパーソナライズドホームページがあるのが最初から分かっていてWebwagを立ち上げたということですから、よっぽど自信があるということでしょうか。こうやって元社員が、古巣に正面から対抗するサービスを立ち上げるというのも興味深い動きです。

 なぜに、スタートページビジネスがヨーロッパでこんなに盛り上がるのかイマイチ良く分からなかったりするのですが、このWebwagは検索機能で既にヤフーと提携するなど、単なる3番手、4番手企業に終わるつもりはなさそうですから、今後注目したいと思います。


webwag3.png【Webwagの主な機能】
・パーソナルポータル機能
 複数のコンテンツを画面上に並べて表示することができる
 ドラッグ&ドロップで配置を変更することができる
 タブで複数のポータル画面を作成することができる
 ID登録をしなくても利用することができる

・アプリケーション機能
 ウィジェットを、他のウェブサイトの一部から簡単に作ることができる

・その他
 専用のツールバーを利用することができる


【Webwagの概要】
運営:Webwag (France?)
開始:2006.7?
収益:無料?(検索広告?)


【Webwagの画面イメージ】
webwag0.png

2007年3月 6日

Pageflakes (公開や共有が可能なウェブスタートページ)

pageflakes.png Pageflakesはドイツ生まれのウェブスタートページサービスです。
 以前、CNETでも、Pageflakes創業者のインタビューが掲載されていたのでレビューしてみました。

 正直、GoogleパーソナライズドホームページNetvibesを見た後では、それほど大きな感動は無いのですが、このPageflakesもなかなか良くできたスタートページサービスです。
 さすがにスタートページとしての機能には大きな違いはなさそうですが、デザインは非常に洗練されていますし、自分が作成したスタートページを一般に公開したり、特定のメンバーと共有したりという細かい公開・共有機能があるのが大きな特徴になっているようです。

 独自のウィジェットも、150近いですから、結構盛り上がっている模様で、公開しているページなら、編集ボタンからHTMLを持ってきてこんな感じで貼れるのも好印象です。

 Netvibesはフランスはパリの生まれでしたが、こちらのPageflakesはドイツ生まれ。GoogleやMicrosoftのような超巨大企業のスタートページに対抗するサービスにヨーロッパ生まれが多いというのもなかなか面白いところです。

 対応言語は、英語ドイツ語含めた5ヶ国語と、Netvibesに比べると少ない感じもありますが、サービス開始から1年で5ヶ国語対応というのはやはりヨーロッパ発のベンチャーらしいとも思えます。
 現在は本社はサンフランシスコで、拠点がドイツ、バングラデッシュとマレーシアにあるそうで。

 以前に、「世界のウェブサービスの開発競争に乗り遅れてるのは日本だけかも」なんて記事を書きましたが、スタートページの世界でも日本は確実に取り残されている模様です。

 
pageflakes3.png【Pageflakesの主な機能】
・パーソナルポータル機能
 複数のコンテンツを画面上に並べて表示することができる
 ドラッグ&ドロップで配置を変更することができる
 タブで複数のポータル画面を作成することができる
 ID登録をしなくても利用することができる
 ページのテーマを複数から選択することができる

・アプリケーション機能
 APIを活用して開発された複数のコンテンツを利用することができる

・その他
 作成したページを一般に公開することができる
 公開したページの編集権限を一部メンバーに付与することができる
 作成したページを一部メンバーと共有することができる


【Pageflakesの概要】
運営:Pageflakes Ltd
開始:2006.1?
収益:無料?


【Pageflakesの画面イメージ】
pageflakes1.png

2007年3月 5日

Google Apps Premier Edition とAvaya IP Officeが統合?

google_logo.gif MYCOMジャーナルによると、Avaya KoreaがGoogleと提携して、AvayaのIPソリューションとGoogle Apps Premier Editionを統合したIPテレフォニー製品を開発することを発表したそうです。

 GoogleはSkypeと提携していますし、自社開発のGoogle Talkなんかもあるので、IP電話はそっちを活用するのかと思っていましたが、やはり企業向けはそれだけでは不足しているということでしょうか。
(まぁ、Skypeはパブリックチャットとか、IP電話システムとは異質なものになりつつあるということもあるのでしょう)

 提携の主体がAvaya Koreaなので、韓国限定の話なのかどうかが良く分からないのですが、今後、こんな感じでGoogle Apps Premier Editionと提携する企業が増えるのは間違いなさそうです。


Google Apps IPテレフォニー - Google、Avayaと提携し中小企業向け強化 (MYCOMジャーナル)

「韓国のAvaya KoreaはGoogleと提携したことを発表した。両社はAvayaのコミュニケーション・ソリューションを「Google Apps」に統合し、中小企業支援サービスを共同で開発・販売していくことで合意した。
今回の合意により、両社はAvayaの中小企業向けIPテレフォニー・コミュニケーション・ソリューション「Avaya IP Office」と、「Google Apps Premier Edition」を統合する製品を開発・販売していくことになった。」

Lotus Connectionsが日本でもお披露目

ibm_logo.png 先日、「Lotus ConnectionsとLotus QuickrでIBMもエンタープライズ2.0に」という記事を書きましたが、3月2日の「Lotus Sprint Forum 2007」で日本でもLotus Connectionsがお披露目されたようで、@ITの記事に詳細が紹介されています。 

 Lotus Connectionsの主な機能は、下記の5つの模様

■プロフィール
 「各社員の写真や経歴、アクセス先が表示される名刺代わりのページ」とのことなので、まぁmixiのプロフィールページの企業版というところでしょうか。細かい経歴なんかでも検索できるのが特徴の模様。

■コミュニティー
 こちらもmixiのコミュニティをイメージすれば分かりやすそうですね。
 当然、企業向けなので社内掲示板という方が近いかもしれません。

■ブログ
 まぁ、文字通り社内ブログということでしょう。
 使い勝手が気になるところです。

■ドッグ・イア
 名前からはぴんと来ませんが、要はソーシャルブックマークサービスのようです。
 個人的には、企業向けにはこの機能が最もとっかかりやすいのではと思ったりします。

■アクティビティー
 「特定の目的を共有する人々の間でドキュメントやファイルを束ねて、成果を共有するためのツール」とのことなので、共有フォルダのようなイメージでしょうか。
 Omnidriveのようなフォルダベースなのかもしれません。
 

 まぁ、ウェブベースのサービスとしては目新しいものではなさそうですが、エンタープライズならではの使い勝手がどうなっているのかが気になるところ。

 「ITの世界では今、ビジネスの領域よりコンシューマの領域のほうがイノベーションの速度ははるかに速い」という発言を、ビジネス領域側の中心企業であるIBMが明言しているあたりも、なかなか興味深いです。

 
SNSやブログ、ソーシャルブックマークを取り込むロータス - @IT

「すでにIBMではインスタントメッセンジャーとして「Sametime」を販売しているが、Lotus Connectionsで加わるのは「プロフィール」「コミュニティー」「ブログ」「ドッグ・イア」「アクティビティー」の5つのツール。」

2007年3月 2日

Netvibes (全世界で1000万人以上が利用するスタートページ)

netvibes1.png Netvibesはフランスで生まれたスタートページサービスです。
 Googleパーソナライズドホームページのついでにレビューしてみました。

 Netvibesについては、以前CNETで紹介されていたり、江島さんのブログで人材募集をされていたりで、気になってはいたのですが、個人的にスタートページにあまり興味が無かったために、ちょっと覗いた程度であまりチェックしていませんでした。

 ただ、どうも知らない間に時代はえらく進んでいたようです。
 
 まず驚いたのが、Netvibesがいつのまにか日本語対応していたこと。
 ボランタリーベースの翻訳のように見えますが、設定画面によるとすでに97%が日本語に翻訳済みとのことで、日本語以外にも26もの言語が設定で選べるようになっていました。
 ちなみにこのNetvibesはもともとパリを拠点として会社が始めたサービスとのこと。
 Skypeなんかもそうでしたが、ヨーロッパの会社は多言語対応が早い印象がありますね。

netvibes3.png 基本的な機能は、Googleパーソナライズドホームページと一見それほど変わらない気はしますが、なかなかどうして良くできてます。
 Netvibes EcosystemというサイトにはAPIを活用したモジュールが大量に用意されていますし、ページのテーマを複数から選択できたり、faviconを非表示にできたりと細かい設定ができるのもポイントが高いです。

 ベンチャーなのにGoogleと正面戦争とは凄いなーと思ったら、なんと昨年15億円以上の大量の資金調達を行っているんですね。すでにアクティブユーザーの数も1000万人を越えているとの事ですから、これまた凄いです。
 収益モデルが良く分からないのですが、この勢いを考えると一気にヤフーやMSに買収されるシナリオも十分ありそうですね。
 YouOSeyeOSのような閉じたウェブデスクトップ系のサービスよりも、オープンなスタートページ系サービスの方が、ウェブOSにより近いのではという気がしてきました。


 NetvibesのモジュールにはMeeboやMyspaceなど人気のウェブサービスと連携するものだけでなく、GoogleカレンダーやGoogle Notebookなど、Googleのサービスと連携するものもいくつかありますから、Google利用者でも魅力あるサービスということになっているのかもしれません。
 今後、モジュールをクロスプラットフォーム対応にすると確約していたりもするようで、なかなかこのスタートページの世界は奥が深そうです。


【Netvibesの主な機能】
・パーソナルポータル機能
 複数のコンテンツを画面上に並べて表示することができる
 ドラッグ&ドロップで配置を変更することができる
 タブで複数のポータル画面を作成することができる
 ID登録をしなくても利用することができる
 ページのテーマを複数から選択することができる

・アプリケーション機能
 APIを活用して開発された複数のコンテンツを利用することができる


【Netvibesの概要】
運営:Netvibes (Paris,France?)
開始:2005.9?
収益:無料?

【Netvibesの画面イメージ】
netvibes0.png

   

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