2007年3月16日

パーソナライズドポータルのシェアは結局My Yahooがダントツ

yahoo_logo.png ここしばらく新サービスをレビューしてきたパーソナライズドポータルやスタートページ市場ですが、ComscoreのリサーチによるとMy Yahooがダントツのトップという結果になっているようです。
 TechCrunchに掲載されていたデータは下記のとおり。

My Yahoo 5,020万ユニークユーザー
My MSN 1,190万ユニークユーザー
Google IG 710万ユニークユーザー
My AOL 210万ユニークユーザー
My Netscape 70万ユニークユーザー

 Comscoreのリサーチ対象が米国だけなのかグローバルなのか良く分からないのですが、NetvibesPageflakesがまったく圏外なのが気になるところです。
 まぁ、Netvibesは1000万利用者がいるという話だったので、これは米国のデータなのかもしれません。

 やはり、この手の独立系のスタートページが盛り上がっているのはヨーロッパ市場ということなのでしょうか。
 それにしても、このデータを見る限りGoogleパーソナライズドホームページもMy Yahooの7分の1に過ぎませんから、あらためて一般利用者におけるYahooの強さを再確認させられるデータです。


TechCrunch JapaneseAjax利用のパーソナライズド・ページ概観

「ここ2年ほど、われわれはAjaxを利用したカスタマイズ可能なトップページ(パーソナライズド・ページ)を追ってきた。一時はこの種のサイトが毎週のようにローンチされていたものだ。」

Google Personalized HomepageにGoogle Talkガジェットが登場

google_logo.gif Google Personalized Homepage用のGoogleガジェットに新たにGoogle Talkガジェットが登場しました。

 ウェブブラウザでメッセンジャーを利用するサービスではmeeboが有名ですが、そういえばmeeboでもGoogle Talkをサポートしていますし、Google TalkにはGmailチャットなんかもありますから、今となっては何で無かったんだろうという気もしてきますが。
 やはりGoogle Talk利用者からすると、スタートページに表示できるのは便利ですね。

 こういうアプローチがNetvibesPageflakesなど一般のスタートページでAPIを通じて取れるのかどうか良く分かりませんが、やはり自社アプリと緊密に連携を取れるGoogleパーソナライズドホームの強みというところでしょうか。

 しっかりYouTubeにビデオがあがってますので、こちらもどうぞ。


ITmedia Biz.ID:Google TalkがGoogleガジェットに対応

「米GoogleのインスタントメッセージングサービスであるGoogle TalkがGoogleガジェットに対応した。Google公式ブログが3月14日、明らかにした。」

「ウェブデスクトップ」という名のウェブデスクトップサービスの実験をgooラボで開始

goolab_logo.png gooラボで「ウェブデスクトップ」という名称のウェブデスクトップサービスの実験が開始されたそうです。

 先ほどアクセスしてみたらサイトが落ちているようだったので内容は確認できていませんが、Startforceに続く日本語ウェブデスクトップサービスというところでしょうか。

 ちなみに、ちょうどStartforceのインタビュー記事がCNETに掲載されていましたが、こちらは英語版を近日中に公開する模様。
 やはりこの手のサービスは日本語だけの展開では、YouOSeyeOSのようなグローバルに展開するサービスと対抗するのは厳しいのではないかと思ったりもしますが、どうなるでしょうか。

 それにしても、サービス名称をウェブデスクトップという名称にしたのにはちょっとひっかかります。NTTグループは、過去にもホットスポットサービスもホットスポットという名称にしてみたり、一般呼称をサービス名にするのが好きなのは分かるのですが・・・
 

gooラボで仮想デスクトップ「ウェブデスクトップ」が開始 - CNET Japan

「NTTコミュニケーションズ(NTTコム)とNTTレゾナントは3月15日、gooで提供している実験サイト「gooラボ」にて、「ウェブデスクトップ」の共同実験を開始した。」

2007年3月14日

GoogleカレンダーとiCalの同期を実現するSpanning Syncが公開

spanning_sync_logo.png Read/Write Webによると、Google CalendarとMacのiCalの同期を実現するSpanning Syncというソフトウェアが公開されたようです。

 iCalというMac専用のソフトですが、すでにベータ期間中に2万人近いベーターユーザーが集まっていたようで、ちょっとした話題になっていたようです。
 オフラインでGoogle Calendarを利用するソフトとしては、CalgooとかGcal.winとか無料のものがいくつかありますが、使い勝手がイマイチ。

 iCalならMacユーザーの間で定評がありますし、使い勝手も慣れている人が多いでしょうからメリットはありそうです。
 15日の試用期間の後、年25$のサブスクリプションか、65$の一括購入かを選択する形のようですが、Macユーザーにとっては結構良い買い物かもしれません。

 英語のサイトになりますが、ビデオのデモも公開されているので、Macユーザーの方はチェックしてみてください。
spanning_sync.png


Spanning Sync v1.0 Launches - Apple, Google Sync

「Spanning Sync v1.0, an application that provides two-way synchronization between Google Calendar and Apple iCal, has launched after seven months of development - including a four-month beta period.」


フレッシュリーダーの最新版にソーシャルブックマーク機能が追加

sidefeed_logo.png サイドフィードが提供するサーバーインストール型RSSリーダーのフレッシュリーダーがバージョンアップしたようです。

 サイドフィードのサービスについては過去にも「あとで読む」や「フレッシュミーティング」、「レビューポスター」等のレビューをしてきましたが、シンプルで使い勝手の良いサービスを次々とリリースしているのが印象的です。

 今回はフレッシュリーダーにソーシャルブックマーク機能が追加されるなど様々な機能追加がされている上、なんと個人利用が無料になっています。太っ腹です。

 ちなみに、インストール型はちょっと試すのが面倒で・・・という人は、オンラインデモで操作性を体験することもできるようです。
freshreader.png


サイドフィード、サーバインストール型フィードリーダーの最新版--個人利用は無料に - CNET Japan

「サイドフィードは、サーバインストール型フィードリーダーの最新版「フレッシュリーダーVer.2」の提供を3月14日に開始する。英語版「Fresh Reader Ver.2」も同時に提供を始める。」

2007年3月12日

MicrosoftがいよいよOffice LiveにOfficeサービスを追加予定?

 TechCrunchが、MicrosoftがGoogle SpreadsheetsZoho Sheetsの対抗製品となるサービスを開発しているのではないか、という記事を書いています。
 なんでもMicrosoftの社員のブログにそれらしい記述があったとのことです。

 Microsoftはすでに企業向けのウェブサービスセットとしてOffice Liveの提供を始めていますが、こちらは、いわゆるOfficeソフトのLiveサービスではなく、あくまでGoogle Apps for Your Domainに相当するサービスでストレージに近い印象。
 Google Apps Premier EditionがGoogle Docs & Spreadsheetsをサービスに入れてきたことを考えると、Microsoftとしても対抗するには類似のサービスが必要と考えるのは当然でしょう。
 
 そういう意味で、Microsoftが本格的にOffice系のウェブサービスを提供するということになれば、Office Liveが真の意味でのOffice Liveになるというところでしょうか。
 まぁ、ここには既存サービスとのカニバリが確実に存在して、Microsoftとしては悩ましいところですが、いよいよ放ってはおけなくなったということなのかもしれません。
 サービスの完成度が気になるところです。
 

TechCrunch Japanese MicrosoftがGoogle Apps/Zoho競合を開発中¸­

「Microsoftの目ぼしい新製品情報の出どころはだいたいが従業員の書いたブログ記事から。そして、ブログからその記事が削除された時こそが、そこに何が書いてあったかを調べなさいという重要な警報だ。たとえば、去年ここにMicrosoftがオンラインストレージの何かをやっていることを確認する記事を書いた。そして今日(米国時間3/8)もまたブログ記事が削除された(ただし今回のは改変されたブログ記事)」

BitTorrentの機能をFirefoxのプラグインにしたFoxTorrentのクローズドベータが開始

red_swoosh_logo.png 以前レビューしたRed Swooshから、FoxTorrentというサービスのクローズドベータの案内が来ました。
 
 なんでも作成中のサイトがリークされてdiggで話題になってしまったとの事なのですが、FoxTorrentは、BitTorrentとFirefoxを組み合わせてブラウザで手軽に大容量ファイルのダウンロードを実現するというものです。

foxtorrent_leak.png

 なんだか仕組み上は先日オープンソース化という道を選択したAllPeersと同じように聞こえますが、こちらはクローズドなファイル共有ではなく、シンプルにBitTorrentクライアントをFirefoxに組み込むことをターゲットにしているようです。

 ちょっと試してみた感じでは上手く動作しなかったのですが、BitTorrent用のダウンロードリンクから直接Firefoxでファイルをダウンロードするという感じのようです。
 ちゃんと動けばまぁ裏側の仕組みとしてはありな気がします。

 それにしても、Firefoxのプラグインだけで話題になるほど、Firefoxは盛り上がっているということでしょうか。
 どうもこの分野は日米で相当温度に違いがありそうです。


FoxTorrent: Another BitTorrent Firefox Extension | TorrentFreak

「An internal beta version of the extension is available at the RedSwoosh website (whoops! not that internal anymore). This release is semi-functional, but it gives you an impression of what the final version will look like.」

AllPeersがオープンソース化に踏み切る

 昨年話題になったFirefox用ファイル交換プラグインのAllPeersですが、その後思うように利用者が伸びていないようで、今回オープンソース化に踏み切るという選択をしたそうです。
 
 以前AllPeersをレビューした際にも、有料化のビジネスモデルが微妙というのは思っていたのですが、それ以前の問題で伸び悩んでいたようですね。
 この界隈は、オープンなものであればPandoとか、Red Swooshとか、クローズドなものであればFolderShareとかGrooveとか、ライバルが案外多い分野なので、まぁ最初の注目度だけでは乗り切っていけないというところでしょうか。

 オープンソース化によって状況が変わるのかどうか良く分かりませんが、今後Web2.0系ツールで上手くExitできなかった企業がオープンソース化するという流れは一つの選択肢となりそうです。
 

TechCrunch Japanese AllPeersがオープンソース化へ¸

「華々しくローンチした「AllPeers」だが、その後苦闘にあえいで泣かんばかりだ。だから、ソースコード公開に踏み切ったという今日のニュースは、降伏であるとともに、苦悩するスタートアップにとっていちるの望みでもあるといえる。」

Skype Primeで誰でも「有料通話サービス」が提供可能に

 最新版のSkypeに新しくSkype Primeという有料通話サービスが追加されたそうです。

 Skype Primeに登録すると、Skype同士の通話の際に通話相手に料金をチャージすることが可能になるとの事。
 つまり、誰でもSkypeを使った時間課金でのコンサルサービスとかサポートサービスを提供することができることになります。

 まぁ、一番簡単なのは出会い系のサービスではないかという気もしますが、事前登録が必要との事なのであまり無茶なことをするとサービスが停止されるような仕組みなのでしょう。

skype_prime.png

 Skypeを使ったオンライン通訳サービスとか英語教室を提供している人には非常に便利なサービスになることは間違いなさそうです。


ITmedia Biz.ID:Skypeでユーザーによる「有料通話サービス」が可能に

「米eBay傘下のSkypeは3月7日、最新版のSkypeに新機能「Skype Prime」を追加したと発表した。Skype Primeは、ユーザーが通話相手に料金を課す「有料通話サービス」を可能にする機能。」

2007年3月 5日

Google Apps Premier Edition とAvaya IP Officeが統合?

google_logo.gif MYCOMジャーナルによると、Avaya KoreaがGoogleと提携して、AvayaのIPソリューションとGoogle Apps Premier Editionを統合したIPテレフォニー製品を開発することを発表したそうです。

 GoogleはSkypeと提携していますし、自社開発のGoogle Talkなんかもあるので、IP電話はそっちを活用するのかと思っていましたが、やはり企業向けはそれだけでは不足しているということでしょうか。
(まぁ、Skypeはパブリックチャットとか、IP電話システムとは異質なものになりつつあるということもあるのでしょう)

 提携の主体がAvaya Koreaなので、韓国限定の話なのかどうかが良く分からないのですが、今後、こんな感じでGoogle Apps Premier Editionと提携する企業が増えるのは間違いなさそうです。


Google Apps IPテレフォニー - Google、Avayaと提携し中小企業向け強化 (MYCOMジャーナル)

「韓国のAvaya KoreaはGoogleと提携したことを発表した。両社はAvayaのコミュニケーション・ソリューションを「Google Apps」に統合し、中小企業支援サービスを共同で開発・販売していくことで合意した。
今回の合意により、両社はAvayaの中小企業向けIPテレフォニー・コミュニケーション・ソリューション「Avaya IP Office」と、「Google Apps Premier Edition」を統合する製品を開発・販売していくことになった。」

前の10件 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次の10件
   

mini-banner-fix.gif

プロフィール


アリエル・ネットワーク
ブロガー 徳力基彦

Lijit Search

アーカイブ

   
Notes移行に
アリエル・エンタープライズ

スケジュール管理・
プロジェクト管理に

アリエル・マルチスケジューラ

 
Loading...