2007年9月 5日

Twitterクローンは、Twitter追撃に苦戦中?

twitter_logo.png TechCrunchで、JaikuPownceの機能追加の記事が掲載されていました。

TechCrunch Japanese アーカイブ » JaikuがIM新搭載
外部からのイベントの通知、その場でのビデオの再生

 Jaikuには、GoogleトークのようなJabberベースのIMサービスとの連係機能、Pownceは、外部からのイベントの通知や、ビデオ再生機能が追加されたそうです。
 そういえばPownceは一時Twitterキラーと喧伝されてましたが、実際はどうなったんだろうと改めてAlexaで調べてみました。
 結果はこちら

twitter_graph.png

続きを読む "Twitterクローンは、Twitter追撃に苦戦中?" »

2007年8月30日

Find.2chでKINGSOFT Internet Security freeの配布が開始

kingsoft_isf_logo.png CNET経由で知ったのですが、先日記者会見の様子を紹介したKINGSOFT Internet Security freeのパートナーサイトでの配布が、いよいよ開始されたそうです。

 その第一弾となるのが2ちゃんねる検索のFind.2ch
 2ちゃんねる検索の利用者であれば、ある程度リテラシーが高い層が多いでしょうし、プリインストールされているセキュリティソフトに黙ってお金を払い続けることに不満を持っている層にリーチするという意味では、結構面白いアプローチですね。

find2ch_kingsoft.png

 ちなみに、Find.2chは月間約8000万のPVがあるそうですから、下手なポータルやニュースサイトより効果的な提携先かもしれません。
 とはいえ、一社だけではそれほど大きな影響は無いですから、今後の提携発表が気になるところです。


キングソフト、総合セキュリティソフトを2ちゃんねる検索で無料配付:ニュース - CNET Japan

「キングソフトは8月29日、未来検索ブラジルが運営する「Find 2ch(2ちゃんねる検索)」で、無料で使用できる総合セキュリティソフト「Kingsoft Internet Security free」の配布を開始したと発表した。」

2007年8月24日

TwitterがいきなりMTVでメジャーデビュー

twitter_logo.png CNETの記事で知ったのですが、Twitterが米国の「MTV Video Music Awards」で、MTVと連携した企画を実施するようです。

 最初は冗談かと思いましたが、確かにMTVのサイトにはTwitterというメニューがあり、マスコットキャラクターのMoonmanのTwitterコメントが随時表示済み。
 本気のようです。

twitter_mtv.png


 Twitterといえば、tumblrJaikuの登場もあいまってマイクロブロギングの流れを生み出し、Plaxoの新機能Pulseや、Pownceのような類似サービス登場のきっかけともなったわけで、確かに今年注目のサービスではありますが。
 そうはいっても、やはりまだまだ一部の濃いネットユーザー向けという印象が強いサービス。

 それがMTVというメジャーなブランドに利用されると言うのはなかなかすごいです。
(ただ、TwitterのMoonmanのアカウントにはまだ83人しかフォロワーがいないので、盛り上がってるのかは微妙ですが)


 冷静に考えてみると、確かにTwitterの携帯電話との相性とか、リアルタイムの盛り上がりと言う意味では、こういった若い世代向けのイベントとの組み合わせと言うのはアリなのかもしれません。
 実際、先日の時事通信セミナーでのセミッター実験は興味深いものがありましたし。

 こういう通常のネットコミュニティと違ったところに伝播できるかどうかが、新興系ネットサービスのポイントになってくるような気がします。 
 特にテレビとの相性と言う意味では、次はUstreamとかStickamとかのライブストリーミングも似たような企画がすぐに出てきそうです。


TwitterとMTVが「MTV Video Music Awards」関連のイベントで提携:ニュース - CNET Japan

「Twitterがとうとう、新しいもの好きのオタクたちの玩具から一般大衆の道具に変わる日がやってきたのだろうか? Twitterの創設者であるBiz Stone氏が複数のメンバーに送った電子メールによると、9月に発表される「MTV Video Music Awards」(VMA)に関連して、このマイクロブログサービスが天下のMTV Networksと手を結ぶことになったという。」

2007年8月22日

Zoho WriterがGoogle Docsに先んじてGoogle Gears対応

zoho_logo.gif Read/Write Web経由で知ったのですが、Zoho Writerがオフラインでの動作に対応したそうです。

 まぁウェブサービスのオフィスソフトがオフライン対応というのは、ThinkFreeZimbraあたりも先行して実施しているので珍しい話ではないのですが、興味深いのはZoho Writerのオフライン機能を実現したのがGoogle Gearsという点。

zoho_offline.png

 Zoho Writerはオフィスソフトのウェブサービスと言う意味では、Google Docsの競合サービス。それだけでなく、Zohoは複数のWeb2.0サービスのラインアップをそろえている意味では、一連のGoogle Appsとも正面衝突するルートを通っているはずなんですが、ライバル企業であるGoogleのGoogle GearsによってGoogle Docsよりにオフライン機能を実現しているというのは何とも複雑です。


 もちろんGoogleからすると、結果的にウェブサービスが充実すれば良いという考え方もあるでしょうから、Zohoをライバルとも思ってないのかもしれませんが、Zoho側がAdobe AIRやMicrosoftのSilverlightではなくGoogle Gearsを選択したと言うのは、やはりウェブサービスのオフライン化にはGoogle Gearsが手軽と言うことなのでしょうか。気になります。
(そういえば、Remember The MilkもGoogle Gearsを利用していましたね)

 ちなみに、Zoho WriterのGoogle Gears対応については紹介ビデオも作成されていますので、よろしければどうぞ。

 

※CNETにも詳細の記事がアップされました。
 オンラインワープロ「Zoho Writer」、「Google Gears」によりオフライン利用が可能に:ニュース - CNET Japan


Zoho Writer Adds Offline Support

「There are two seemingly divergent themes in the Web Office world currently: 1) office software is increasingly heading online, in the form of products like Google Docs & Spreadsheets, Zoho and ThinkFree; 2) web apps are increasingly adding offline functionality. 」

2007年8月21日

Adobe AIRは、PDFと同様プラットフォーム化することができるか

adobe_air_logo.png 以前レビューしたAdobe AIRですが、Adobeの幹部がAIRについては当面はアプリケーションを増やすよりも、プラットフォーム自体の魅力を強化する方針を明らかにしたそうです。
 
 リッチアプリの開発プラットフォームとしては、Adobe AIR以外にもGoogle Gearsとか、MicrosoftのSilverlightとかライバルが存在するわけで、当面はそれらのプラットフォームに勝つために目先のアプリケーションを増やすよりも、プラットフォームに注力し、あとからアプリがついてくるという状態をイメージしていると言うことでしょうか。

 ライバルも強力ではありますが、AdobeはなんといってもPDFでの実績がありますから、今後の展開が気になるところです。
 


アドビ幹部、AIR戦略を語る:「第一にプラットフォーム、アプリケーションはその次」:ニュース - CNET Japan

「dobe Systemsの開発者グループのある幹部によると、同社はウェブベースのアプリケーションがますます強力になるのに対応して、オンラインの「Office」形式のアプリケーションを作成するよりも、開発プラットフォームの提供に力を注ぐという。」

2007年8月20日

iPhoneに最適化するウェブサービスが増加中

 こちらのブログでレビューしてきたようなWeb2.0系サービスのiPhone用サイトが続々登場してきているようです。

iphone_netvibes.png

 TechCrunchで記事になっていたもので言うと、NetvibesiPhone用サイトとか、meeboiPhoneサイトとか、facebookなんかもiPhoneサイトを開設したそうです。

 iPhone用サイトを開設しただけでニュースになるのは今だけのことだとは思いますが、既存のサイトにフルブラウザが頑張って対応するのではなく、ウェブサービスの方が、端末に最適な画面を開発すると言うのは興味深い流れです。

 もちろんiPhone以外ではなかなかこうはならないでしょうが、使い勝手を考えると今後こういった端末別にサービスを最適化するという流れは増えそうな気がします。


2007年8月16日

噂のGDriveの登場はもうすぐ?

google_logo.gif 以前から噂になっていたGoogleのGDriveですが、Going My Wayのkengoさんによると、それの布石に見える機能追加がされているようです。

 今回追加されたのはGoogleによるストレージの有料部分の共有機能。
 これまで、GoogleのオンラインフォトアルバムであるPicasaのWebアルバムは、1GB無料で利用することができ、有料で容量を追加できるようになっていたのですが、この有料の追加容量分がGmailにも適用されるようになったようです。

 これまでGmailは誰でも3GB近い容量を無料で利用することができ、「メールを消さなくても良い」というのが売り文句でしたが、実際には添付ファイルを結構やり取りする人にとっては案外足りないという面もあり、上限の引き上げはヘビーユーザーから要望が多かったものと思われます。
 そこに有料サービスを適用するというアプローチは、ビジネス的にも自然な流れと言えるでしょう。


 これによって、Googleアカウント単位でストレージスペースの概念ができたわけで、この機能の追加は、なんとなく噂になっていたGDriveの登場を予感させるところでもあります。
 ただ、ちょっと気になるのは料金体系。

 現状のストレージの料金プランは下記のような感じで、オンラインストレージサービスのOmnidriveとかBox.netとかと比べてもある意味普通です。

 GDriveはもともと「容量無制限」というキーワードで広くバズを呼んだわけですが、現在上記の料金を払っている人がいることを考えると、いきなりこの料金感覚が崩れるぶっとんだ料金体系でGDriveがリリースされうるのかどうか、どうもよく分かりません。

 可能性としては期間限定のファイル転送サービスみたいなものが容量無制限で、WebアルバムやGmailのようなアーカイブするものは有料オプションという感じになるのでしょうか?

 既存の有料サービスが存在すると、いきなりGDriveが始まって無料提供のストレージサイズが10倍になるなんてことはやりづらそうな気もするので、GDriveの対象範囲は案外狭くなっているような気もしてきます。


 個人的には容量50GB無料のMEGAUPLOADとか容量無制限のRapidShareとかMediaFireみたいなファイル転送サービスがあることを考えると、Googleは一体どこまで無料で開放してくるのだろうなんてことを考えていたので、GDriveの噂があくまで長期ビジョンの噂に過ぎなかったのか、実際に水面下では着々とリリースに向けて準備されているのか改めて気になってきました。


Going My Way: Picasa Web Albums で増やした有料ストレージ部分は Gmail の容量にも共有になる

「Picasa Web Albums では、基本で利用できる無料のディスクスペースが 1 GB あります。
Google の決済サービス Google Checkout を利用して Picasa Web Album の容量をグレードアップというエントリーで紹介したように Google Checkout でこの容量を増加できるということで、 6 GB のプランを契約していますが、 Gmail でもこの容量の部分を利用できるようです。」

2007年8月15日

「無料でライブ配信できる3つのサービス」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。
 ちょっと早い気もしますが、最近自分でもライブ配信実験中UstreamStickamを取り上げています。
 よければ、是非ご覧下さい。

デジタルワークスタイルの視点:無料でライブ配信できる3つのサービス - ITmedia Biz.ID
「ストリーミング配信というと以前は、機材を用意したり、コストが高かったり、何かと手間のかかるイメージがありました。ところが、最近は無料で配信できるサービスも登場しています。今回紹介するのは、そうしたライブ配信サービスです。自分自身がイベントを担当するときにも利用できなそうなサービスを3つ選びました。」


 ※記事へのアドバイスや感想など、フィードバックはこちらに是非コメントお願いします。

StarSuiteが無料でGoogle Packで配布開始

google_logo.gif サンが提供しているオフィスソフトパッケージのStarSuiteが、Google Packで無料で提供されるようになったようです。

 Amazonを見ると、いまだにソースネクストのStarSuite8が有料で販売されているようなのですが、このパッケージがいきなり無料になったという理解でいいのでしょうか?

 そう考えると、このことが、5月にソースネクストがThinkFreeと提供して、StarSuiteと競合する製品であるはずの「ThinkFreeてがるオフィス」を扱うことになった背景にもなったのかもという気もしてきます。


 今後、StarSuiteとGoogle Docsとの連携があるのかどうかには言及が無かったようですが、Office2007は使い勝手が変わりすぎて評判が悪い面もあるようなので、案外、今年から来年がオフィスソフトにおける勝負の分かれ目になりうる気もしてきました。


Sunのオフィススイート日本語版「StarSuite」も無料に──Googleパックに追加 - ITmedia Biz.ID

「Googleは8月11日、Googleデスクトップなどのソフトを無料で一括インストールできる「Googleパック」に米Sun Microsystems製オフィススイート「StarSuite 8」を追加した。Googleパックの公式サイトからダウンロードできる。Googleパックが利用できるのは、Windows XP/Vista(いずれも管理者権限)。Internet Explorer 6.0以降、またはFirefox 1.0以降が必要となる。」

2007年8月10日

Scrybeは水面下で着々と開発を進行中のようです。

scrybe_logo.png 以前、「Scrybeって、そういえばどうなってるんでしょうか?」という記事を書いたこともあるScrybeですが、TechCrunchによるとAdobe等から資金調達を実施したようです。
 
 ScrybeはFlashアプリですし、Adobe AIRを使ったオフライン機能なんかもあるようですから、Adobeから資金調達というのはまぁ順当な感じですね。

  
 ベータテストに申し込んだものの、全く音沙汰無いので、てっきり開発で何かで頓挫しているのかと思っていましたが、一応着実に開発は進んでいるようですね。
 サンプル動画ぐらいしか情報が無かったウェブサイトも、メディア記事のまとめやオフライン機能についての説明が掲載されるなど若干メンテされており、ブログも結構頻繁に更新されているようです。

 ベータテストの申し込み自体は閉じられており、今はあの話題のピークになったころの申し込みの人たちに定期的に招待状を送っている段階の模様。

scrybe_web.png

 オフライン機能もあるスケジュール管理サービスという意味では、すでにオフライン機能のあるZimbraや、そのうちGoogle Gearsに対応するであろうGoogle CalendarPlaxoあたりがライバルというところでしょうか。
 
 いくらなんでも、いい加減、サービス公開は近いと思うので楽しみに待ちたいと思います。


TechCrunch Japanese アーカイブ » Scrybe、シリーズAの資金調達を完了

「Scrybeはオンラインとオフラインでカレンダーとオーガナイザーを提供するサービスだが、このほどAdobe SystemsとLMKRからのシリーズAの資金調達ラウンドを完了したことを発表した。金額はまだ明らかにされていない。」

前の10件 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 次の10件
   

mini-banner-fix.gif

プロフィール


アリエル・ネットワーク
ブロガー 徳力基彦

Lijit Search

アーカイブ

   
Notes移行に
アリエル・エンタープライズ

スケジュール管理・
プロジェクト管理に

アリエル・マルチスケジューラ

 
Loading...