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2007年8月31日

「PCの画面を録画する便利ツール」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。
 よろしければ、是非ご覧下さい。

デジタルワークスタイルの視点:PCの画面を“録画”する3つの便利ツール - ITmedia Biz.ID
「動画は直接的に説明できて便利ですが、必ずしもあなた自身が写っている必要はありません。自分たちのWebサイトを紹介したり、オンラインサービスの解説をしたいだけであれば、PCの画面のみを録画すればいいわけです。そんな「スクリーンキャスト」を行うためのツールをいくつか紹介します。」


 ※記事へのアドバイスや感想など、フィードバックはこちらに是非コメントお願いします。

Xacti HD1000記者発表オープニングムービー

workstyle_voice.png 昨日、Xactiシリーズの最上位機種となるフルハイビジョンデジタルムービーXacti DMX-HD1000の記者会見にお誘いいただき参加してきました。

 フルハイビジョンということで、通常のXactiに比べるとゴツクなってるんですが。
 なんだかモビルスーツとかが持ってそうなデザインでかっこいいですよね。

 正直、ついこの間防水XactiのCA65を買ったばかりでなければ、衝動買いしてしまいそうです。
 (もちろん、スペックも用途も、価格も、全然比較対象ではないんですが)

xacti_hd1000.png

 長々といろんな動画を撮ってきたのですが、編集する時間がなかったので、とりあえず新製品説明前に流れたオープニングムービーをどうぞ。

 ちなみに、Xacti HD-1000はもちろんフルハイビジョンですが、撮影したのはフルハイビジョンカメラではありませんので念のため。
 

2007年8月30日

Find.2chでKINGSOFT Internet Security freeの配布が開始

kingsoft_isf_logo.png CNET経由で知ったのですが、先日記者会見の様子を紹介したKINGSOFT Internet Security freeのパートナーサイトでの配布が、いよいよ開始されたそうです。

 その第一弾となるのが2ちゃんねる検索のFind.2ch
 2ちゃんねる検索の利用者であれば、ある程度リテラシーが高い層が多いでしょうし、プリインストールされているセキュリティソフトに黙ってお金を払い続けることに不満を持っている層にリーチするという意味では、結構面白いアプローチですね。

find2ch_kingsoft.png

 ちなみに、Find.2chは月間約8000万のPVがあるそうですから、下手なポータルやニュースサイトより効果的な提携先かもしれません。
 とはいえ、一社だけではそれほど大きな影響は無いですから、今後の提携発表が気になるところです。


キングソフト、総合セキュリティソフトを2ちゃんねる検索で無料配付:ニュース - CNET Japan

「キングソフトは8月29日、未来検索ブラジルが運営する「Find 2ch(2ちゃんねる検索)」で、無料で使用できる総合セキュリティソフト「Kingsoft Internet Security free」の配布を開始したと発表した。」

2007年8月28日

Screencast-o-Matic (ブラウザだけで利用できるスクリーンキャストサービス)

screencast1.png Screencast-o-Maticは、ブラウザで利用するスクリーンキャプチャサービスです。
 先日レビューしたJingのついでにレビューしてみました。

 通常、スクリーンキャプチャと言うと、JingやSnagItのような専用ソフトにしても、ManyCamのようなライブ配信ソフトにしても、何らかのソフトウェアのインストールが必要なのが常識。 
 それを、ウェブサービスだけで実現してしまったのがScreencast-o-Maticです。

 ちょっとサイトのデザインはいけてない感じですし、Javaアプレットが必要なのは注意が必要ですが、技術的にはなかなか興味深いところ。
 会社概要なんかも見つけられなかったので、個人開発に近いサービスなのではないかと想像されますが、無料でここまでできるというのはスゴイです。


 キャプチャした動画は、そのままサイトに公開することができ、下記のようにブログに貼り付けることも可能。


 また、mov形式で書き出すこともできるので、ファイルをYouTube等の動画共有サイトにアップすることも可能です。

 YouTubeでは、動画ファイルをアップロードするだけでなく、ウェブカメラの動画をそのままアーカイブする機能がありましたが、今後こういったスクリーンキャプチャの機能も動画共有サイトに追加されるようになるかもしれません。


screencast2.png【Screencast-o-Maticの主な機能】
■スクリーンキャプチャ機能
・PC画面の動画を取ることができる(mov形式)
・キャプチャする範囲を指定することができる


■スクリーンキャプチャ共有機能
・キャプチャした動画をサイトにアップロードすることができる
・キャプチャ下動画に時間ごとのメモを書き込むことができる
・共有されている動画を評価することができる
・共有されている動画をブログ等に貼り付けることができる


【Screencast-o-Maticの概要】
運営:Big Nerd Software, LLC
開始:2007?
収益:広告?


【Screencast-o-Maticの画面】
screencast.png

2007年8月24日

TwitterがいきなりMTVでメジャーデビュー

twitter_logo.png CNETの記事で知ったのですが、Twitterが米国の「MTV Video Music Awards」で、MTVと連携した企画を実施するようです。

 最初は冗談かと思いましたが、確かにMTVのサイトにはTwitterというメニューがあり、マスコットキャラクターのMoonmanのTwitterコメントが随時表示済み。
 本気のようです。

twitter_mtv.png


 Twitterといえば、tumblrJaikuの登場もあいまってマイクロブロギングの流れを生み出し、Plaxoの新機能Pulseや、Pownceのような類似サービス登場のきっかけともなったわけで、確かに今年注目のサービスではありますが。
 そうはいっても、やはりまだまだ一部の濃いネットユーザー向けという印象が強いサービス。

 それがMTVというメジャーなブランドに利用されると言うのはなかなかすごいです。
(ただ、TwitterのMoonmanのアカウントにはまだ83人しかフォロワーがいないので、盛り上がってるのかは微妙ですが)


 冷静に考えてみると、確かにTwitterの携帯電話との相性とか、リアルタイムの盛り上がりと言う意味では、こういった若い世代向けのイベントとの組み合わせと言うのはアリなのかもしれません。
 実際、先日の時事通信セミナーでのセミッター実験は興味深いものがありましたし。

 こういう通常のネットコミュニティと違ったところに伝播できるかどうかが、新興系ネットサービスのポイントになってくるような気がします。 
 特にテレビとの相性と言う意味では、次はUstreamとかStickamとかのライブストリーミングも似たような企画がすぐに出てきそうです。


TwitterとMTVが「MTV Video Music Awards」関連のイベントで提携:ニュース - CNET Japan

「Twitterがとうとう、新しいもの好きのオタクたちの玩具から一般大衆の道具に変わる日がやってきたのだろうか? Twitterの創設者であるBiz Stone氏が複数のメンバーに送った電子メールによると、9月に発表される「MTV Video Music Awards」(VMA)に関連して、このマイクロブログサービスが天下のMTV Networksと手を結ぶことになったという。」

Jing Project (無料のスクリーンキャプチャソフト)

jing1.png Jing Projectは、PCの画面をそのまま静止画や動画としてキャプチャできるスクリーンキャプチャソフトです。
 ManyCamの関連でCNETの記事を思い出したのでレビューしてみました。

 Jing Projectは、TechSmithという1991年からスクリーンキャプチャソフトを開発している歴史のある企業が、実験的に提供しているソフトウェアです。
 インストールにMicrosoftの.NET Frameworkが要求されるのが結構面倒なところではありますが、さすがスクリーンキャプチャソフトが本業の会社だけに、完成度の高い使い勝手で、手軽に利用することができます。
 特に、画面に常にキャプチャ用のメニューが表示されていたり、共有するとすぐにクリップボードにURLがコピーされたりと面白いアプローチが取られています。

jing_capture.png

 ちなみに、TechSmithはSnagItという有料のスクリーンキャプチャソフトを販売しており、この登録者数は実に700万人超。実は私もながらく愛用しているのですが、そんな有料のスクリーンキャプチャを販売している企業自らが無料版を出したというのは、ビジネスモデルも気になるところ。

 で、試してみて分かったのですが、現在のところJingは保存形式がSWF形式のみというのが一番のSnagItとの違いの模様。
 SnagItはスクリーンキャプチャしたものをAVI形式で保存して、動画として編集するのが前提のソフトですが、JingはFlashで保存してそのまま活用したり、Screencast.comというTechSmithがホストするスクリーンキャプチャ共有サイトで公開してもらうと言うのがターゲットのようです。


 FAQを見る限り、完全無料で行くとは明言していないようで、製品やベータ版としてリリースせずに「プロジェクト」と明記しているのは、もし無料版と有料版のバランスがおもったように取れないようであれば、方針変更を容易にできるようにと言う趣旨のようです。

 まぁ、歯切れが悪いといえば歯切れが悪いのですが、先日のKINGSOFTのセキュリティソフト無料版の発表といい、これから有料ソフトを手がけている企業にとって、他社に無料版を出されるぐらいなら自ら無料版に打って出るというオプションは、早急に検討しておく必要があるのかもしれません。


jing_blog.png【Jing Projectの主な機能】
■スクリーンキャプチャ機能
・PC画面の静止画を取ることができる
・PC画面の動画を取ることができる(swf形式)
・キャプチャするウィンドウを指定することができる
・静止画に矢印や枠線を書き込むことができる

■スクリーンキャプチャ共有機能
・screencast.comに直接キャプチャした動画をアップロードすることができる
・アップロードしたURLが自動的にクリップボードにコピーされる


【Jing Projectの概要】
運営:TechSmith (Michigan, USA)
開始:2007.07
収益:有料オプション?


【Jing Projectの画面】
jing.png

2007年8月23日

ManyCam (無料なのに超多機能なライブ動画加工ソフト)

manycam1.png ManyCamは、ウェブカメラによるストリーミング配信と組み合わせて利用する多機能なソフトウェアです。
 UstreamStickamの関連ソフトをいろいろ調べていたら見つけたのでレビューして見ました。

 ManyCamは無料で利用できるソフトウェアなのですが、驚くほど高機能なソフトです。
 ストリーミング配信している動画の上に、固定でアバターや画像を表示することができるのはもちろんのこと、テキストメッセージを表示したり、顔の上に動的に眉毛や目玉を表示したりということも可能。

 さらには、背景の画像をキャプチャしておくことで、いわゆるクロマキーのように人の背景に空や噴水なんかを表示することも可能。
 本当にこれで無料で良いんですかと、びっくりしてしまうようなソフトウェアです。

 まぁ、クチで説明するより見てもらった方が早いと思うのでこちらをどうぞ。

 これで無料とは、なかなかすごいですよね。
 さっそく、現在実験的にAMNで実施しているライブ配信でもManyCamを活用しています。


 さらに地味に便利なのが、ライブ配信のソースを切り替える機能。
 複数のカメラの動画を切り替えたり、保存していた動画や写真をライブ配信したり、さらにはPCのデスクトップ自体を配信することも可能です。

 ManyCamを利用すればUstreamやblogTVなど動画アップロード機能の無いストリーミング配信サービスでも、Operator11のような複数のカメラやアーカイブ動画を組み合わせた番組を作ることができるわけで、これはなかなか使い甲斐のあるソフトウェアと言えそうです。


 開発元のManyCam LLCについての記述が全く無く、どういう背景で開発されているソフトウェアなのか分からないのがちょっと気になるところですが、ライブ動画配信をちょっと工夫したいと言う人にお勧めです。

manycam2.png【ManyCamの主な機能】
■ライブ動画編集機能
・ライブ動画にアバターや画像を表示することができる
・ライブ動画にテキストメッセージを表示することができる
・ライブ動画に動的な効果を付加することができる

■ライブ動画選択機能
・複数のカメラを配信元に選択することができる
・ファイルとして保存されている動画や写真を配信することができる
・デスクトップをライブに配信することができる


【ManyCamの概要】
運営:ManyCam LLC
開始:2006?
収益:広告?、有料オプション?


【ManyCamの画面】
manycam.png

2007年8月22日

「ライブ配信できる便利なWebカメラ」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。
 よろしければ、是非ご覧下さい。

デジタルワークスタイルの視点:手軽にライブ配信できる便利なWebカメラ - ITmedia Biz.ID
「動画を配信するのであればWebカメラが必要です。Skypeを使って音声配信で済ませる方法もありますが、せっかく動画配信が簡単になりましたから、この機会にWebカメラを買って試してみるのもいいでしょう。」


 ※記事へのアドバイスや感想など、フィードバックはこちらに是非コメントお願いします。

Zoho WriterがGoogle Docsに先んじてGoogle Gears対応

zoho_logo.gif Read/Write Web経由で知ったのですが、Zoho Writerがオフラインでの動作に対応したそうです。

 まぁウェブサービスのオフィスソフトがオフライン対応というのは、ThinkFreeZimbraあたりも先行して実施しているので珍しい話ではないのですが、興味深いのはZoho Writerのオフライン機能を実現したのがGoogle Gearsという点。

zoho_offline.png

 Zoho Writerはオフィスソフトのウェブサービスと言う意味では、Google Docsの競合サービス。それだけでなく、Zohoは複数のWeb2.0サービスのラインアップをそろえている意味では、一連のGoogle Appsとも正面衝突するルートを通っているはずなんですが、ライバル企業であるGoogleのGoogle GearsによってGoogle Docsよりにオフライン機能を実現しているというのは何とも複雑です。


 もちろんGoogleからすると、結果的にウェブサービスが充実すれば良いという考え方もあるでしょうから、Zohoをライバルとも思ってないのかもしれませんが、Zoho側がAdobe AIRやMicrosoftのSilverlightではなくGoogle Gearsを選択したと言うのは、やはりウェブサービスのオフライン化にはGoogle Gearsが手軽と言うことなのでしょうか。気になります。
(そういえば、Remember The MilkもGoogle Gearsを利用していましたね)

 ちなみに、Zoho WriterのGoogle Gears対応については紹介ビデオも作成されていますので、よろしければどうぞ。

 

※CNETにも詳細の記事がアップされました。
 オンラインワープロ「Zoho Writer」、「Google Gears」によりオフライン利用が可能に:ニュース - CNET Japan


Zoho Writer Adds Offline Support

「There are two seemingly divergent themes in the Web Office world currently: 1) office software is increasingly heading online, in the form of products like Google Docs & Spreadsheets, Zoho and ThinkFree; 2) web apps are increasingly adding offline functionality. 」

8月30日(木)にアリエル・エンタープライズのセミナーを実施します。

ariel_enterprise.png アリエル・ネットワークでは、来る2007年8月30日(木)開催のセミナーにおいて、今年7月に正式リリースした大手企業向け情報共有システム「アリエル・エンタープライズ)を初公開いたします。

 本セミナーでは、SNSやソーシャルブックマーク、マッシュアップポータルなどの情報共有における最新トレンドと企業内での活用やメリット等をご紹介するとともに、リリース後初公開となるアリエル・エンタープライズのデモを交えて、企業情報システムが果たす役割と効果についてご紹介します。
 ご都合がよろしい方は、是非ご参加下さい。

【セミナー概要】グループウェアからソーシャルネットワーク、そしてその先へ   
日時  : 2007年8月30日(木) 15:00 - 17:00 (開場14:30)
会場  : 株式会社ワークスアプリケーションズ セミナールーム
      (東京都港区赤坂2-17-7 赤坂溜池タワー 13F)
参加費 : 無料

詳細についてはこちらをご覧ください。
ariel_seminar0830.png

2007年8月21日

Adobe AIRは、PDFと同様プラットフォーム化することができるか

adobe_air_logo.png 以前レビューしたAdobe AIRですが、Adobeの幹部がAIRについては当面はアプリケーションを増やすよりも、プラットフォーム自体の魅力を強化する方針を明らかにしたそうです。
 
 リッチアプリの開発プラットフォームとしては、Adobe AIR以外にもGoogle Gearsとか、MicrosoftのSilverlightとかライバルが存在するわけで、当面はそれらのプラットフォームに勝つために目先のアプリケーションを増やすよりも、プラットフォームに注力し、あとからアプリがついてくるという状態をイメージしていると言うことでしょうか。

 ライバルも強力ではありますが、AdobeはなんといってもPDFでの実績がありますから、今後の展開が気になるところです。
 


アドビ幹部、AIR戦略を語る:「第一にプラットフォーム、アプリケーションはその次」:ニュース - CNET Japan

「dobe Systemsの開発者グループのある幹部によると、同社はウェブベースのアプリケーションがますます強力になるのに対応して、オンラインの「Office」形式のアプリケーションを作成するよりも、開発プラットフォームの提供に力を注ぐという。」

2007年8月20日

iPhoneに最適化するウェブサービスが増加中

 こちらのブログでレビューしてきたようなWeb2.0系サービスのiPhone用サイトが続々登場してきているようです。

iphone_netvibes.png

 TechCrunchで記事になっていたもので言うと、NetvibesiPhone用サイトとか、meeboiPhoneサイトとか、facebookなんかもiPhoneサイトを開設したそうです。

 iPhone用サイトを開設しただけでニュースになるのは今だけのことだとは思いますが、既存のサイトにフルブラウザが頑張って対応するのではなく、ウェブサービスの方が、端末に最適な画面を開発すると言うのは興味深い流れです。

 もちろんiPhone以外ではなかなかこうはならないでしょうが、使い勝手を考えると今後こういった端末別にサービスを最適化するという流れは増えそうな気がします。


2007年8月16日

噂のGDriveの登場はもうすぐ?

google_logo.gif 以前から噂になっていたGoogleのGDriveですが、Going My Wayのkengoさんによると、それの布石に見える機能追加がされているようです。

 今回追加されたのはGoogleによるストレージの有料部分の共有機能。
 これまで、GoogleのオンラインフォトアルバムであるPicasaのWebアルバムは、1GB無料で利用することができ、有料で容量を追加できるようになっていたのですが、この有料の追加容量分がGmailにも適用されるようになったようです。

 これまでGmailは誰でも3GB近い容量を無料で利用することができ、「メールを消さなくても良い」というのが売り文句でしたが、実際には添付ファイルを結構やり取りする人にとっては案外足りないという面もあり、上限の引き上げはヘビーユーザーから要望が多かったものと思われます。
 そこに有料サービスを適用するというアプローチは、ビジネス的にも自然な流れと言えるでしょう。


 これによって、Googleアカウント単位でストレージスペースの概念ができたわけで、この機能の追加は、なんとなく噂になっていたGDriveの登場を予感させるところでもあります。
 ただ、ちょっと気になるのは料金体系。

 現状のストレージの料金プランは下記のような感じで、オンラインストレージサービスのOmnidriveとかBox.netとかと比べてもある意味普通です。

 GDriveはもともと「容量無制限」というキーワードで広くバズを呼んだわけですが、現在上記の料金を払っている人がいることを考えると、いきなりこの料金感覚が崩れるぶっとんだ料金体系でGDriveがリリースされうるのかどうか、どうもよく分かりません。

 可能性としては期間限定のファイル転送サービスみたいなものが容量無制限で、WebアルバムやGmailのようなアーカイブするものは有料オプションという感じになるのでしょうか?

 既存の有料サービスが存在すると、いきなりGDriveが始まって無料提供のストレージサイズが10倍になるなんてことはやりづらそうな気もするので、GDriveの対象範囲は案外狭くなっているような気もしてきます。


 個人的には容量50GB無料のMEGAUPLOADとか容量無制限のRapidShareとかMediaFireみたいなファイル転送サービスがあることを考えると、Googleは一体どこまで無料で開放してくるのだろうなんてことを考えていたので、GDriveの噂があくまで長期ビジョンの噂に過ぎなかったのか、実際に水面下では着々とリリースに向けて準備されているのか改めて気になってきました。


Going My Way: Picasa Web Albums で増やした有料ストレージ部分は Gmail の容量にも共有になる

「Picasa Web Albums では、基本で利用できる無料のディスクスペースが 1 GB あります。
Google の決済サービス Google Checkout を利用して Picasa Web Album の容量をグレードアップというエントリーで紹介したように Google Checkout でこの容量を増加できるということで、 6 GB のプランを契約していますが、 Gmail でもこの容量の部分を利用できるようです。」

2007年8月15日

「無料でライブ配信できる3つのサービス」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。
 ちょっと早い気もしますが、最近自分でもライブ配信実験中UstreamStickamを取り上げています。
 よければ、是非ご覧下さい。

デジタルワークスタイルの視点:無料でライブ配信できる3つのサービス - ITmedia Biz.ID
「ストリーミング配信というと以前は、機材を用意したり、コストが高かったり、何かと手間のかかるイメージがありました。ところが、最近は無料で配信できるサービスも登場しています。今回紹介するのは、そうしたライブ配信サービスです。自分自身がイベントを担当するときにも利用できなそうなサービスを3つ選びました。」


 ※記事へのアドバイスや感想など、フィードバックはこちらに是非コメントお願いします。

StarSuiteが無料でGoogle Packで配布開始

google_logo.gif サンが提供しているオフィスソフトパッケージのStarSuiteが、Google Packで無料で提供されるようになったようです。

 Amazonを見ると、いまだにソースネクストのStarSuite8が有料で販売されているようなのですが、このパッケージがいきなり無料になったという理解でいいのでしょうか?

 そう考えると、このことが、5月にソースネクストがThinkFreeと提供して、StarSuiteと競合する製品であるはずの「ThinkFreeてがるオフィス」を扱うことになった背景にもなったのかもという気もしてきます。


 今後、StarSuiteとGoogle Docsとの連携があるのかどうかには言及が無かったようですが、Office2007は使い勝手が変わりすぎて評判が悪い面もあるようなので、案外、今年から来年がオフィスソフトにおける勝負の分かれ目になりうる気もしてきました。


Sunのオフィススイート日本語版「StarSuite」も無料に──Googleパックに追加 - ITmedia Biz.ID

「Googleは8月11日、Googleデスクトップなどのソフトを無料で一括インストールできる「Googleパック」に米Sun Microsystems製オフィススイート「StarSuite 8」を追加した。Googleパックの公式サイトからダウンロードできる。Googleパックが利用できるのは、Windows XP/Vista(いずれも管理者権限)。Internet Explorer 6.0以降、またはFirefox 1.0以降が必要となる。」

2007年8月14日

Operator11 (視聴者参加型の番組を作れるライブ動画配信サービス)

operator11_1.png operator11は、無料のストリーミング配信サービスです。
 Jason calacanisのブログで紹介されていたので、レビューしてみました。

 このサービスもUstreamStickamと同じようなサービスなのですが、番組配信者のことも「Operator」と呼んでいたりと、サイトの雰囲気やつくり的には、単なるウェブカム配信ではなく、より「番組的な」動画の配信を対象にしているようです。

 ストリーミングを始める際にも、単純にライブ配信を始めるだけでなく、スケジュールを決めて告知をする仕組みが強調されていたりしますし、トップに並んでいるのも番組的に制作されているものがほとんど。

 下記のものなんかもトップ10にあったのですが、これはインタビュー番組のようです。


 その分当然敷居も高く、私がサービスを覗いたときはライブの番組は5つだけでしたが、サイトのデザインもお洒落で、番組の流れが静止画である程度表示されていたりと、サービスとしては好感が持てます。

 特に面白いのは、ライブ配信中の番組の参加者が、自分にカメラをリクエストできる機能。
 つまりライブ配信中に、自分の映像を他の参加者に流すことができるわけです。
 もちろん、誰をメインの画面に写すかはホストに権利があるわけですが、単純に一方通行で動画配信されるだけでなく、ビデオ会議的に番組を作成することができるわけで。
 例えば、自分で複数のPCとカメラを用意すれば、自分でカメラを切り替えて番組運営をすることもでき、これはなかなか面白い機能です。

 Operator11は専用のスタジオをハリウッドに持っていたりするようなので、かなり本気で番組を制作することに重きを置いてサービス運営をしているということなのでしょう。


operator11_3.png あと、面白いと思ったのはプロフィールページ
 自己紹介についても「Who am I」「Favorite Movies」などの質問に動画を登録していく仕組みになっており、動画のサイトなんだから自己紹介も動画で、というのは意外に目からうろこ。

 さらには、My Statsという機能で、ストリーミング配信の視聴者数や評価などから、自分のレベルが上がっていくようになっていたりと、サービスの作りこみも相当考えてつくられている印象です。

 類似サービスは多々ありますが、なんとなくこのOperator11は別種のものとして育っていきそうな気がしてきました。


operator11_2.png【Operator11の機能】
・ストリーミング配信機能
 ウェブカムで撮影した動画をリアルタイムに配信することができる。
 配信中に視聴者のカメラに配信映像を切り替えることができる。
 配信動画を録画することができる
 閲覧者は配信番組を評価したりコメントすることができる
 ストリーミングを見ているメンバーとチャットをすることができる

・動画アーカイブ機能
 録画した動画を公開することができる
 閲覧者は録画した動画を評価したりコメントすることができる

・ソーシャルネットワーク機能
 プロフィールページに番組や動画、友達一覧が表示される
 プロフィールページに動画で自己紹介を掲載できる
 メンバーを友達に追加することができる
 
・その他
 自分の状態をレベルで確認することができる


【Operator11の概要】
運営:Operator11™ Exchange Corporation
開始:2007.6?
収益:広告?、有料オプション?

【Operator11の画面】
operator0.png

2007年8月13日

blogTV (twitterと連携している無料ライブ動画サイト)

blogtv1.png blogTVというと日本では東京MXTVの番組の方が有名ですが、こちらは無料の動画ストリーミング配信サービスです。
 UstreamStickamのついでにレビューしてみました。

 ライブ動画のストリーミング配信という意味では、正直前述の二つのサービスとそれほど違いは感じません。
 もちろんサービスのつくりとかデザインとか細かいところは違うのですが、基本的な機能は違いを出しづらいというところでしょうか。

 ただ、この分野はまだ本格的に注目されたのがここ半年ということもあり、それほどどこも決定的な違いは無く、各社がしのぎを削っている段階のようです。


blogtv2.png blogTVの機能で一つ面白いと思ったのは、ライブ放送中の画面に、Twitterアカウントのログイン画面があって、直接Twitterにライブ中継のお知らせとURLを投稿できる機能。
 たしかにライブの告知にTwitterという組み合わせは相性がよさそうです。

 
 ブログにもTwitterのブログパーツが貼ってあったり、Twitterのインタビューらしき動画が掲載されていたりと、何かTwitterのメンバーと近い人たちなんでしょうか。

 サイトのデザインはどちらかというとアングラ系っぽいので、Ustreamなんかとはまた全然違う属性の人たちが使っていそうです。
 

blogtv4.png【blogTVの機能】
・ストリーミング配信機能
 ウェブカムで撮影した動画をリアルタイムに配信することができる。
 番組を他のメンバーと共同でホストできる。
 配信動画を録画することができる
 閲覧者は配信番組を評価したりコメントすることができる
 ストリーミングを見ているメンバーとチャットをすることができる

・動画アーカイブ機能
 録画した動画を公開することができる
 閲覧者は録画した動画を評価したりコメントすることができる

・ソーシャルネットワーク機能
 プロフィールページに番組や動画、友達一覧が表示される
 メンバーを友達に追加することができる
 特定のメンバーにメッセージを送ることができる
 
・その他
 自分のTwitterアカウントに配信を直接告知できる


【blogTVの概要】
運営:blogTV
開始:2007.5.15
収益:広告?、有料オプション?

【blogTVの画面】
blogtv.png

2007年8月10日

Scrybeは水面下で着々と開発を進行中のようです。

scrybe_logo.png 以前、「Scrybeって、そういえばどうなってるんでしょうか?」という記事を書いたこともあるScrybeですが、TechCrunchによるとAdobe等から資金調達を実施したようです。
 
 ScrybeはFlashアプリですし、Adobe AIRを使ったオフライン機能なんかもあるようですから、Adobeから資金調達というのはまぁ順当な感じですね。

  
 ベータテストに申し込んだものの、全く音沙汰無いので、てっきり開発で何かで頓挫しているのかと思っていましたが、一応着実に開発は進んでいるようですね。
 サンプル動画ぐらいしか情報が無かったウェブサイトも、メディア記事のまとめやオフライン機能についての説明が掲載されるなど若干メンテされており、ブログも結構頻繁に更新されているようです。

 ベータテストの申し込み自体は閉じられており、今はあの話題のピークになったころの申し込みの人たちに定期的に招待状を送っている段階の模様。

scrybe_web.png

 オフライン機能もあるスケジュール管理サービスという意味では、すでにオフライン機能のあるZimbraや、そのうちGoogle Gearsに対応するであろうGoogle CalendarPlaxoあたりがライバルというところでしょうか。
 
 いくらなんでも、いい加減、サービス公開は近いと思うので楽しみに待ちたいと思います。


TechCrunch Japanese アーカイブ » Scrybe、シリーズAの資金調達を完了

「Scrybeはオンラインとオフラインでカレンダーとオーガナイザーを提供するサービスだが、このほどAdobe SystemsとLMKRからのシリーズAの資金調達ラウンドを完了したことを発表した。金額はまだ明らかにされていない。」

2007年8月 9日

E-Times TechnologiesがStickam Japan!ラボを開設。

stickamjp_logo.png 昨日紹介したStickamですが、入れ違いで日本語版を運営するE-Times TechnologiesがStickam Japan!ラボなる実験サイトを開設していたそうです。

 早速、Stickam ライブ ストリームショットという、キャプチャー画像の一覧表示サービスと、ニタニタ放送というライブ配信中の映像にコメントを投稿できる機能が公開されています。
 正直、ニタニタ放送というサービスネーミングはどうかと思いますが、日本に開発部隊がいるという特徴を活かしてこういった独自の実験や機能追加をしていくというのは興味深いアプローチです。
 
stickam_lab.png

 日本のギークを中心としたコミュニティにおける注目度は、今のところUstreamが一歩リードしている印象もありますが、Stickam Japan!ラボではAPIの公開にも取り組んでいるようで、このあたりが日本の開発者のコミュニティに注目されるようになれれば、まだまだ勝負は分からないかもしれませんね。
 なんにしても動画ストリーミングサービスには今後も注目です。


Stickam Japan!が実験サイト開設。ニタニタ放送など実験サービス公開

「E-Times Technologiesは、Webカメラを利用したライブ配信が可能な動画共有サイト「Stickam Japan!」にて、実験サービスを公開する「Stickam Japan!ラボ」を開設した。 」

2007年8月 8日

イベントバーチャル参加法をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。
 よければ、是非ご覧下さい。

デジタルワークスタイルの視点:遠くのイベントでも“参加”できる「バーチャル参加法」 - ITmedia Biz.ID
「イベントやセミナーに参加したいけど、地方に住んでいたり、時間の都合がつかなかったりなかなか参加できない。そんな方でも「リアルタイムに」「後から」「ほかの作業と平行しながら」参加できる方法を紹介しよう。」


 ※記事へのアドバイスや感想など、フィードバックはこちらに是非コメントお願いします。

Stickam (日本語対応している無料動画ストリーミング)

stickam3.png Stickamは、先日レビューしたUstreamと同様、無料で利用できるストリーミング動画配信サービスです。
 Ustreamとの比較の意味も込めてレビューしてみました。

 Stickamは、Ustreamよりも一年以上前にサービスを開始しているサービスで、すでに日本語サイトも2006年9月にスタートしています。

stickam1.png なんでも本家のサービスはすでに15万人以上の利用者がいるようですから、ある程度軌道にのったサービスといえるのでしょう。
 TechCrunchでは、Ustreamのサービス開始当初にStickamの方が上だと明言していたのもうなづけます。


 日本ではどちらかというと英語版のみのUstreamの方が話題になっている印象もありますが、その辺はサイトのつくりがStickamの方が広告がバンバン出てたり、デザインが一般ユーザー向けにベタになっているので、Ustreamの方がIT系とかネット系とか先端の人たちに受けているということかもしれません。
 Stickamは、英語版も下記のような音楽系とかエンタメ系中心のイメージがあります。


 ちなみに、私が見たときには日本版はライブの番組が68個、オンラインのメンバーが180人という状況で、グローバルでは番組が573個、オンラインが2773人でした。

 機能としては単純な公開ストリーミングだけでなく「ココロライン」なるテレビ電話的な仕組みもあったり、直接動画や写真をサイトにアップロードしてチャット中に利用できたりと細かい機能が充実しているようですし、なんといっても日本語版があるので、日本人にとって敷居が低い印象はあります。

 まぁ、このあたりはマーケティングの仕方やサイトデザインのリニューアルによって、今後また位置関係が変わってくるところかもしれません。

※BroadBand Watchに日本語版開始当初の記事が掲載されています。
 動画や画像、音声などを共有する「Stickam」日本版がスタート


stickam2.png【Stickam(日本語版)の機能】
・ストリーミング配信機能
 ウェブカムで撮影した動画をリアルタイムに配信することができる。
 配信動画を録画することができる
 閲覧者は配信番組を評価したりコメントすることができる
 配信動画の変わりに、写真やビデオを表示することができる
 ストリーミングを見ているメンバーとチャットをすることができる

・動画アーカイブ機能
 録画した動画を公開することができる(500MBまで)
 閲覧者は録画した動画を評価したりコメントすることができる

・テレビ電話機能
 特定のメンバーとテレビ電話をすることができる

・ソーシャルネットワーク機能
 プロフィールページに番組や動画、友達一覧が表示される
 メンバーを友達に追加することができる
 特定のメンバーにメッセージを送ることができる
 
・その他
 携帯電話からファイルをアップロードできる
 携帯電話から閲覧できる


【Stickamの概要】
運営:Advanced Video Communications, Inc
  (日本語版はE-Times Technologiesが運営)
開始: (日本語版は2006.9.22)
収益:広告?、有料オプション?

【Stickam(日本語版)の画面】
stickam0.png

2007年8月 7日

Pulseというフィード管理機能で、PlaxoがSNS市場にあらためて参入?

plaxo_logo.png コンタクト管理サービスのPlaxoがPulseという機能を追加したようです。

 なんでも機能としてはSNSのfacebookを相当意識したつくりになっているようで、TechCrunchなどでも話題になっています。
(ただ、比較的どのサイトでもこのままでfacebookに勝てるとは思えないという論調が中心のようですが)

pulse2.png

 Pulseをちょっと使ってみた個人的な感じでは、Zikiiddyのようなプロフィールサービスのように、複数のウェブサービスのフィードまとめ機能がSNS的になっているという印象です。

 ブログやFlickrのような写真共有サイト、DiggやDel.icio.usのようなSBMはもちろんのこと、YouTubeのような動画共有サイトからTwitterJaiku、はてはtumblrPownceまでIDを登録すると自動的にフィードを取得し、自分のネットワークの特定の属性の友人に表示することができるようになっています。

pulse.png

 普通、mixiのようなSNSでは友達の更新情報というのはmixi内の日記や写真を更新したときに表示されますが、Pulseではそれを外部サービスがそれぞれ登録できるイメージですね。
 mixi日記の外部ブログの機能が各サービス別に登録でき、それがさらに友達のグループ別に分けられるというわけです。

 Plaxo自体はちょっとサービスが中途半端な印象もあるので、今回のPulseが流行るかどうかは良く分かりませんが、こういうフィードを再活用するパターンというのは、もっといろいろ研究する余地があるような気がしてきました。

※CNETに公開後の詳細の記事が掲載されました。
 Plaxoが新SNS「Pulse」ベータ版を公開--目玉機能は「People Feeds」:ニュース - CNET Japan


スケジュール管理サービスのPlaxo、まもなくSNSに参入か:ニュース - CNET Japan

「ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)市場に米国時間8月6日、また本格的なサービスの参入があるようだ。
 コンタクト情報やスケジュールの管理サービスを提供するPlaxoが立ち上げるこのサービスは、ビジネス特化型の「LinkedIn」と、今でもお遊びの写真であふれるFacebookの中間的な存在になりそうだ。」

2007年8月 6日

Ustream.tv (無料のストリーミング動画配信サービス)

ustream1.png Ustreamは、最近日本でも注目を集めているストリーミング配信サービスです。
 最近動画編集を始めたこともあり、気になったのでレビューしてみました。

 Ustreamは、ウェブカメラさえあれば、誰でも手軽にインターネットでストリーミング配信ができてしまうサービスです。
 もちろん似たようなサービスはこれまでもあったのですが、メディアパブによると、Robert ScobleやCris Pirilloなどのギーク系ブロガーが惚れ込んだとかでクチコミで一気に広がっているようです。

 以前にLingrが利用されているので紹介したJustin.tvなんかがこのあたりの火付け役になっているようですね。

 単純にストリーミング配信ができるだけでなく視聴者とチャットしたり、視聴者から投票を受け付けたりと、インターネットらしい双方向の機能も満載。

 さらに放送中の動画を並行して録画して、それを公開することも簡単。
 長い動画はとかくファイルサイズが大きくなりがちですが、Ustreamの仕組みであれば直接サーバーに保管されるので、ファイルサイズを気にする必要がないのも便利です。

 当然、YouTubeのように動画をブログに貼り付けることも可能。
 アメリカではヒラリークリントンのような政治家が登場する対談の放送に使われたりなんかもしているようです


 YouTubeなんかを見ても、日本は比較的海外に比べるとウェブカムで自分を写すのには抵抗感がある気もするので、似たような盛り上がりを見せるかどうかは良く分かりませんが、それこそ遠隔地のメンバーとの共同作業から、セミナーのリアルタイム配信や動画のアーカイブなど、ビジネス用途にも結構使えそうなサービスです。

 もちろん、Twitterが独り言公開サービスとして流行ったように、Ustreamが自分の様子公開サービスとして流行る可能性もありますが・・・個人的にはやっぱり自分を映し続けるのは監視されている気分になるので微妙です。
(ちなみにUstream自身が、TwitterJaikuPownce等にサービス宣伝用のアカウントを持って積極的にアピールしているようです。)

 それにしても、一昔前はこの手のサービスは、有料だったり専用ソフトが必要だったりするのが常識でしたが、今やそれが無料で、しかもブラウザだけあれば今すぐ始められてしまうわけですからスゴイ時代になったものですね・・・


※追記:時代に取り残されないように自分でもライブ配信に挑戦してみました。
 よろしければこちらをご覧ください


ustream2.png【Ustreamの機能】

・ストリーミング配信機能
 ウェブカムで撮影した動画をリアルタイムに配信することができる。
 配信動画を録画することができる
 閲覧者は配信番組を評価したりコメントすることができる
 ストリーミングを見ているメンバーとチャットをすることができる

・動画アーカイブ機能
 録画した動画を公開することができる
 録画した動画をブログ等に貼り付けることができる
 閲覧者は録画した動画を評価したりコメントすることができる
 

・ソーシャルネットワーク機能
 プロフィールページに番組や動画、友達一覧が表示される
 メンバーを友達に追加することができる 
 特定のメンバーにメッセージを送ることができる
 
・その他
 リアルタイムに投票を応募することができる


【Ustreamの概要】
運営:US?
開始:2007.03
収益:広告?、有料オプション?

【Ustreamの画面】
ustream3.png

2007年8月 3日

Backpackがアップデートし、より細かいカスタマイズに対応

 Lifehacking.jpによると、37SignalsのBackpackが、ちょっと前に結構大幅のアップデートを行っていたようです。

 Backpackは日本ではいまいち知名度が高くないのですが、登録者数は30万を超えているらしいですからビジネス向けのサービスとしては結構なヒット商品と言っていいでしょう。

backpacknew.png

 Lifehacking.jpの著者の方は、Backpackをブラウザのスタートページにしているようですが、たしかに仕事でPCを使っている人からすると、NetvibesPageflakesのような公開コンテンツを対象としているスタートページよりも、仕事の情報をまとめてみられるシステムに+α公開コンテンツを追加する方が理にかなっている気もします。
 
 そのあたりはGoogle Appsが、Google DocsiGoogleの組み合わせで狙っていく市場だとは思いますが、37Signalsのアプローチも気になるところです。
 

新しい Backpack が公開 | Lifehacking.jp

「二日前に「近日アップデート」と紹介したばかりだったのに、もうリリースされました。先日紹介した「コンポーネントの自由配置」と「セパレータ」の機能に加えて、非常に便利な機能がいくつもさらに追加されていました。」

Pandoがコンテンツ配信サービスに参入していたようです

pando_logo.gif 以前このブログでも大容量ファイル転送サービスとして紹介したPandoですが、「P2Pとかその辺のお話」によると、コンテンツ配信サービス(CDN)に参入していたようですl。

 似たようなサービスであるRed Swooshがコンテンツ配信サービスのAkamaiに買収されたりもしていますから、流れとしてはこういうことなのかもしれませんね。

 最初からコンテンツ配信を目指したP2Pファイル共有サービスのほとんどは訴訟によって消えていきましたが、ビジネスやプライベートなグループでのファイル転送をベースとしたサービスがいつのまにか利用者を増やしてコンテンツ配信サービスに展開していくというのは皮肉な話ですね。
 まぁ、AllPeersFolderShareのように最初からクローズドグループを前提としているファイル共有ソフトと、Red SwooshやPandoのようなオープンなファイル転送を前提にしているソフトはそのつくり自体も違うとは思いますが。

pando_cdn.png


 ちなみにPandoの利用者は、すでに1000万人を突破しているようですね。
 ラテンアメリカで人気のP2Pアプリになっているということのようで 「スペインの雑誌では、FireFoxやAIMと並んで、マストアプリケーションだとして紹介している」とのこと。
 すごいです。

 市場のサイズとしては当然単なる大容量ファイル転送よりもコンテンツ配信の方が大きいですから、今後のPandoはJoost的なサービスとして認識されるようになるのかもしれません。

※Internet Watchにも記事が掲載されていたようです。
アクセス増えたらP2Pに切り替え、米Pandoがコンテンツ配信の新サービス


P2Pとかその辺のお話 Pando、CDN参入のインパクト

「あらかじめ断っておくと、これは先月のニュース。このPandoのCDNへの参入について、日本ではInternet Watchが報じているのだけれども、なんとなく見過ごしていた。アクセス増えたらP2Pに切り替えかぁ程度に思ったくらいだったと思う。で、先日、たまたま調べごとをしていたところ、このInternetWatchの記事を再び目にしたのだけれども、そのときにPando Publisherのページにリンクが張られているのを見つけ、何の気なしに覗いてみたら、これがまた面白そうな話だったよ、というお話」

2007年8月 1日

「イベントデビューで寂しい思いをしないための方法」をBizIDに投稿しました。

logo_bizid.gif ITmedia BizIDの連載コラム「デジタルワークスタイルの視点」に、新しいコラムを書きました。
 よければ、是非ご覧下さい。

デジタルワークスタイルの視点:“イベントデビュー”で寂しい思いをしないための方法 - ITmedia Biz.ID
「前回、オンラインで募集しているオススメイベントを紹介しましたが、いざ“イベントデビュー”したとしても、知らない人も多くてなかなかコミュニケーションできないケースも少なくありません。そんな寂しい思いをしないための方法をご紹介します。」


 ※記事へのアドバイスや感想など、フィードバックはこちらに是非コメントお願いします。

マルチスケジューラにマルチカレンダー機能が追加されました。

mulsche_logo.gif 昨日、アリエル・マルチスケジューラの最新版となるバージョン4.8を公開しました。

 今回の最新バージョンでは、マルチカレンダー機能という新しい試みをしています。
 マルチカレンダー機能とは、これまでの紙のカレンダーと同様のテーブル表示モードと、横スクロール形式のライン表示モードの、二つのカレンダー表示形式を状況に応じてシームレスに選択可能にしたもので、一日に複数の予定が入っているような方でも、長期にわたる予定の空き状況などを容易に確認することができるように模索した結果生まれたものです。

 他にも、表示したい日程の部分を選択するだけで自動的に表示期間が変更できたり、ズームバーやズームボタンによって表示時間を自由に変更することを可能にしたりと、新しい機能の模索をしています。

 新たな機能についての紹介ビデオもありますので、是非ご覧下さい。

 他にも、日曜日始まりの対応やカテゴリの追加など、多くの方からご要望いただいていた機能にも対応しています。
 まだまだ対応できていないご要望も多々あるのですが、これから改善していきたいと思っています。

 最新版を使ってみてご意見やご要望がありましたら、是非不具合報告フォームからご連絡ください。
 今後ともよろしくお願いいたします。

 →マルチスケジューラ4.8のダウンロードはこちら

Timelog APIコンテストに審査員として参加させていただきました。

timelog_logo.png ナノティ株式会社が運営するTimelogでAPIコンテストが実施されていたのですが、光栄にもその審査員をさせていただきました。
 
 このブログを呼んでいる方ならご存知の通り、私はどちらかというと企画側の人間なので、APIとかプログラミングとかは良く分かっていないのですが、それでも良いということだったのでサービス企画の視点から二つのサービスをピックアップさせていただきました。

timelog_api.png

 TimelogはいわゆるTwitterクローンとまとめられるカテゴリに属するサービスですが、こうやって自分たちのサービス独自のアプローチを模索しているところは、非常に好感が持てました。

 海外のTwitterと、JaikuPownceの温度差なんかを見ていると、やはりこの手のサービスはAPIをキーに、いかに周りのエンジニアコミュニティを巻き込んでいけるかというのが一つのポイントになっているような印象があります。

 そういう意味では日本でも同じようなAPI公開と、それをめぐるマッシュアップの流れが出てきているのは頼もしいところです。
 今後は是非海外展開も狙って欲しいところですね。


第一回「Timelog API」コンテスト 結果発表!!!

「2007年5月24日(木)~6月30日(土)の期間中、TimelogのAPIを使ったサービスやアプリケーションを利用者のみなさんから募集したAPIコンテストを開催しました!
より多くの人にTimelog APIを利用してもらうこと、Timelogのアイデアや新しい使い方によって楽しいサービスや便利なアプリケーションが生み出されることを期待した今回のコンテストでは、応募者それぞれの個性が光る作品が続々エントリーされました!」

   

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